「どの科目もそこそこ」よりも「誰にも負けない得意科目」
勉強が好きになる出発点は、1つの得意科目があるからといっても過言ではありません。
人よりちょっとできるという「得意意識」から始まり、さらに勉強を重ねることでそれを伸ばし、
だれにも負けないレベルにまで持っていく。
そして、「超」得意科目にするわけです。
少々得意、くらいではあまり意味がありません。
「これだけはだれにも負けない」という「超」得意科目にしてこそ、大きな力を発揮するのです。
子どもには多かれ少なかれ、「これは好き」「まあまあいい成績がとれる」という科目があるはずです。
受験間近で、合格ラインに達していない苦手科目がある場合は別ですが、余裕がある時期なら、
私は得意科目を更に伸ばしていくことをお勧めします。
点数だけでなく、「自信」という何物にも代えられない絶大な効果を発揮してくれるからです。
「これだけは誰にも負けない」という「超」得意科目があれば、まわりからの注目が集まります。
それが「自分は勉強ができるんだ」という自信につながっていくのです。
そして、その自信が子どものやる気を高めてくれます。
更には、苦手な科目や学習スピード、性格にまで影響を及ぼします。
苦手科目で頑張るよりも、得意科目を伸ばす方がはるかに簡単ですし、
受験前の時間が足りない時期に「やらなくてもよい科目」が1つでもあれば、
その時間を他の科目にシフトできるので、時間的にも気持ち的にも余裕ができますよ。
英検準1級取得を目指す
英語を得意科目にする場合で考えてみましょう。
大学受験で英検準1級が必要となれば、高校生の負担も増えてくるでしょう。
経験上、高3で英検2級取得はそれほど高いハードルではありません。
岡山大学合格レベルにあれば、大丈夫です。
また、中3で朝日高校に十分合格できるレベルなら英検準2級は合格できます。
ただ、大学受験までに準1級取得を目指すのであれば、時期を早めて学年よりも上級を目指した方がよいでしょう。
中3で2級、最低でも準2級。
小6で3級取得。
小4で5級取得。
readingだけでなく、listeningやspeaking、writingを含めた4技能を同時に高め、英語を得意科目の一つとして確立させる。
もちろん、他教科もトップクラスの成績で。
これがサンライズの英語でイメージしていることです。
中学部の英語授業
サンライズの中学部は、中1の段階で中学校内容を一通り終わらせます。
英検では3級レベルですね。
小学部の高学年で英検3級レベルの長文読解をしているので、当然と言えば当然なのですが・・・。
「中1だから中1内容の英語しか理解できない」という勉強ではなく、もっと幅広い学習を進めていくことで、超得意科目にしていきます。
中2になると、英検準2級(高校中級程度)の内容を指導します。
5文型はもちろんのこと、時制や句・節などについても理解を深めていきます。
英文読解には欠かせない知識ですね。
中3になると、英検2級(高校卒業程度)を学ぶことで高校英語を得意科目にする準備をします。
数学に強く、国語に強く、更に英語に強いとなれば、最上位のレベルに到達する条件は揃います。
高校部は、旧帝大レベル以上を目指す人がほとんどなので、中学生の時から、難関大学合格に向けた準備をする必要があるのです。