勉強が好きになる出発点は、
1つの得意科目があるからといっても過言ではありません。
人よりちょっとできるという「得意意識」から始まり、
さらに勉強を重ねることでそれを伸ばし、
だれにも負けないレベルにまで持っていく。
そして、「超」得意科目にするわけです。
少々得意、くらいではあまり意味がありません。
「これだけはだれにも負けない」という「超」得意科目にしてこそ、
大きな力を発揮するのです。
子どもには多かれ少なかれ、
「これは好き」「まあまあいい成績がとれる」という科目があるはずです。
受験間近で、合格ラインに達していない
苦手科目がある場合は別ですが、余裕がある時期なら、
私は得意科目を更に伸ばしていくことをお勧めします。
点数だけでなく、「自信」という何物にも代えられない
絶大な効果を発揮してくれるからです。
「これだけは誰にも負けない」という「超」得意科目があれば、
まわりからの注目が集まります。
それが「自分は勉強ができるんだ」という自信につながっていくのです。
そして、その自信が子どものやる気を高めてくれます。
更には、苦手な科目や学習スピード、性格にまで影響を及ぼします。
苦手科目で頑張るよりも、得意科目を伸ばす方が
はるかに簡単ですし、
受験前の時間が足りない時期に
「やらなくてもよい科目」が1つでもあれば、
その時間を他の科目にシフトできるので、
時間的にも気持ち的にも余裕ができますよ。