塾長のつぶやき:短編記事集2022.9①

 

子育て・家庭での勉強法 自学力 塾長のつぶやき 塾長の指導観・受験観

9/3 考えさせる

問題を解いたノートは〇ばかり。

全てしっかり理解できているかと確認をすれば、必ず「はい」と答える。

本当にそうなのでしょうか?

結果だけを見て「良くできている」と安易に判断してしまうと、実際は違ったということも。

ここにも伸びない原因があります。

答えしか書いていない、途中式もない、筆算の後もない。

計算ミスをしているので、筆算をしたかと聞くと、暗算をしたとのこと。

それでは正確な答えが導きにくいですよね。

悪意を持ってやっているのではありません。

答えを写すという行為もそうですが、それが、なぜ良くないのかがわかっていないのです。

こんな勉強を何時間も繰り返していても、当然学力が上がるわけがありません。

どうやって解いたのか?と確認してみてください。

答えられないことが多いことに気付くかもしれません。

答えられるものは、良く理解できていると判断してよいでしょう。

考えるとは、単なる知識として理解することではなく、実際に経験をしてみて深めることです。

自分ですべて説明できるところまで考えさせましょう。

9/7 模試を学習に活かす

8月度の模試の結果が出ました。

テストを受けて、点数が良かった、悪かっただけの評価で終わらせてはいけません。

模試に向けて、何をしたのか。

量を増やしたのか、教材を変えてみたのか、勉強方法を変えてみたのか。

その結果、上がったのかどうかを見て、次の模試に向けて計画を立てる。

もし結果が良ければ、何がその原因なのかが分かれば、今後も継続すればよいのです。

もし結果が悪ければ、その原因が何かを考え、違う方法を試してみるなど、修正をすればよいのです。

アドバイス通りに実践してみることもひとつです。

ある算数が苦手な小学生が夏休みの間、アドバイスを受けて前学年の復習を自宅でやりました。

それが今回の模試で30点も上がりました。

今までやったことのないことにチャレンジして成功した例です。

とにかく良くなると思ったことを「やってみる」ことです。

例えば、1日スキー教室に参加したとします。

教室で、スキーの先生から「上手に滑るコツ」などの説明を受けました。

実際に、2,3回滑ってみました。

それで上手に滑れるようになりますか?

なりませんよね。

練習の回数が少ないと感じると思います。

もっともっと練習すれば上手に滑れるようになるのでは?と多くの人が感じると思うのです。

これはスキーに限ったことではありません。

一方、勉強となると「できるだけ少ない学習で、如何に効率よく成績が上がるかを教えてもらえば何とかなるかも」と思われる方もいらっしゃいます。

おかしいと思いませんか?

結果を見て一喜一憂したところで、次の模試の結果は変わらないのです。

「点数が悪かったからもっと勉強しろ」というアドバイスでは成績は上がりません。

子どもだけでなく、親も含めて冷静に分析し、次への目標を決める材料になればと思います。

9/9 定期テストと模試

中間テストや期末テストなどの結果や通知表を見ると、その結果に喜憂されると思います。

特に中学生にとっては、成績は内申書に影響を与えるので余計に気になるものです。

一つ注意したいのが、定期考査や通知表が良い=入試本番の試験の結果も良いとは限らないということです。

以前、こういうことがありました。

ある入塾を希望される方から、それまでの学校の成績と通知表の内容をお聞きしました。

定期テストの結果は、ほとんど満点近い点数で、学年で1位でした。

通知表もオール5、申し分ない成績です。

それまで、朝日高校を受験しようとは考えたこともなかったそうで、学校の先生から挑戦してみないかと言われ、通塾を検討しようと思われたそうです。

ただ、少し気になることがあったので、学力診断のための試験を受けて頂きました。

通常、上記の成績であれば、かなりの高得点が出るはず。

しかしテストの結果、平均点もありませんでした。

学校の定期テストの問題が解けるのと、入試レベルの問題が解けるかどうかは、必要な力が異なります。

事前に出題される問題が分かっていたり、教科書の太字部分だけを覚えていたりすればOKのテストが良かったからといって、思考力が問われる入試問題ができるとは限りません。

ましてや朝日高校は独自入試ですから、暗記だけの勉強では通用しないのです。

小崎 高寛

県立岡山朝日高校受験に特化した進学塾サンライズ塾長。岡山県岡山市出身。岡山市北区に2005年3月開塾。「算数・数学徹底塾」に変わり、最も得意な上位層対象、難関高受験に特化した「岡山朝日高校受験専門塾」に至る。1歳児から高3までを対象とし、自主自律をモットーに、難関大学受験を見据えた指導、幼児~高校を通じて生涯役立つ「考える力」「自学力」を伸ばす。以来、中3の大半が岡山朝日高校に合格だけでなく、大学進学でも東大・東工大・阪大・名古屋大・九州大・岡大医学部医学科・慶應大・早稲田大など超難関国立大・有名私立大の合格実績を残している。「自学力の育て方」(KADOKAWA)など3冊を共著出版。塾長・講師ともに全員岡山朝日高校出身。岡山中央小学校、岡山中央中学校出身。

関連記事