定期考査重視の勉強からの脱却
5年ほど前の高校入試と比べて、現在の入試は随分変わってきました。
以前と比べて難化傾向にあります。
難化とはどういうことか?
まず、学習内容が増加し、学習範囲が広がりました。
それによって、十分な対策が取れない子が増えてきたのです。
また、一問一答式の問題が減り、記述問題が増加しました。
昔は、受験前にちょっと勉強したら何とかなったのかもしれませんが、今はそれなりに対策をしていかないと、合格できなくなってきています。
ところで、もう少し先のことに目を向けますと、大学入試も変化をしています。
現在は、まだセンター試験が続いており、センター試験の結果で、概ね合否が決まります。
しかし、大学によっては、二次試験を重視するところもあり、また、2020年にはセンター試験が廃止され、新たな入試制度に変われば尚更、大学独自のものさしで測ることになります。
そうなれば、大学によって受験科目が異なるため、偏差値基準では測れないということになります。
一般入試で受験を考えるなら、高校の内申点は関係がなくなります。
高校生にとって、3年間で、大学合格に焦点を当てて、勉強できるかどうかがカギとなるのです。
話を中学生に戻します。
中学校では、内申点が入試に関わります。
定期考査の得点に加え、日常の授業態度・提出物・・・
彼らにとって、これらを無視することはできません。
子どもは、定期考査の得点が内申点に大きく関わるかどうかで、次のような反応をします。
中学生「定期考査を頑張らないと、内申点が悪くなるから、点数を取らないと・・・」
高校生「内申点は、入試に関係がないから、気にしなくてもよい」
このように、勉強に対する考え方がブレるのです。
ましてや、「内申点が悪いから、内申点が関係ない朝日高校を受験しよう」などと考えるのは論外!(関係あります)
真面目な子の多くは、中学校と同じく、高校も定期考査重視の勉強を続けます。
果たして、その勉強で大学受験に繋がるのでしょうか?
塾は、小・中・高と続けることができるので、大学受験に向けて勉強することができます。
一方、予備校は、高卒生を対象とし、大学受験の指導が中心です。
それに対して、学校(高校)は、高校生としての教養を与える場です。
定期考査のためだけの勉強は、大学受験にはつながりません。
大学受験に合格するためには、高校生の意識付けが大切になってきます。
- 定期考査に流されない!
- 高校3年間は大学受験の下準備!
- 定期考査の結果よりも、模試や実力テストを重視!
- 部活との両立とは、勉強を犠牲にすることではない!
これらの意識改革ができていないとどうなるか?
「高校に入学したけれど・・・こんなはずじゃなかった!」となるのです。
高校で「落ちこぼれ」にならないようにするためには、
- 定期考査の勉強で、教科書丸暗記は禁止!
- 定期考査のためだけの勉強をさせない。(一夜漬け・テスト週間のみ勉強など)
というような勉強に対する意識改革が、中学段階から、必要なのです。
サンライズでは、中学生に対して、定期考査重視の考え方=定期脳からの脱却をさせ、高校、大学入試に繋がる勉強を指導しています。