家庭でできる!自学力・国語力・思考力の育て方
中学生になってからの諸問題を解決するには、3つの力「自学力・国語力・思考力(試行力)」が必要であることをお話ししました。
では、3つの力を身につけるために家庭でできることは何か、今回はそのことについてのお話です。
中学生が抱える5つの課題についてはこちら↓
中学生に入るまでに身につけたい3つの力についてはこちら↓
親が限界を作らない、作らせない
小学生や中学生の頑張れば何とでもなる時期に、既に「このへんでいいわ」「行けるところでいいわ」と自分で限界を勝手に作っている子が、賢くなれるわけがないと思うのです。
そして、そんな考え方を許容できるご家庭には、賢い子が育ちにくい。
小学校・中学校で習う量が少なすぎるからこそ、他で補うのです。
テスト等で評価の機会が少ない分は、家庭や塾のような、まわりの大人が評価してあげないといけません。
ぐんぐん伸びていく子に「ストップ!」と言うなんて、何よりも愚かしいことです。
グングン伸びているならば、しっかり評価してあげる
「子どもに限界を作らせない」というと、「うちでは限界を作らず、ドンドン上を目指すようにしています」というご家庭もあると思いますが、誤解している場合も少なくないです。
子どもがテストで90点を取っても、「限界を作らせない」ために、「もっと上を目指そう」と鼓舞したつもりが、子どもにとっては「90点では親は満足してもらえなかった。これではダメだ。」と解釈してしまうことがあります。
これでは、いつまで経っても親は子どもを褒める機会が生まれません。
伸びていると感じたら、褒める。
努力をしていると感じたら、褒める。
いつもよりも集中して勉強していたら、褒める。
厳しい目で見るよりも、褒めポイントを見つけるようにしてみてはどうでしょうか。
勉強を教えるよりも、勉強についての考え方や習慣について話してあげる
子どもの勉強は学年が上がるにつれて、ドンドン難しくなっていきます。
勉強が簡単なうちはよいのですが、次第に難しくなって、聞かれても答えられないことが増えてくるかもしれません。
勉強内容の指導は、学校や塾等に任せて、親としては「勉強計画の立て方」や「勉強はいつしたらよいのか?」「なぜ勉強するのか?」など、子どもが家で一人で勉強できるようサポートに徹するのがよいでしょう。
語彙力アップ
教科書や読解問題を解く際に、わからない言葉をチェックして、国語辞典などで調べる習慣をつけることをおすすめします。
文字だけでは理解できないものもありますので、ネットや図鑑などの画像や動画で知ることも大切です。
漢字も新出漢字を書く練習だけでなく、音読み、訓読み、熟語や短文作成をするなども有効です。
ぜひご家庭で試してみてください。
3つの力を養うサンライズでの取り組みはこちら↓