分類~定義がなければ、分類できない

分類

“果物”はどこまでが果物で、どこからが野菜なのか?

栗は?

スイカは?

農林水産省の分類で「果物」とは、おおむね2年以上栽培する草と木で、果実を食べるものです。

これで分類すると、木になる栗、梅そしてナッツ類、スダチも果物になります。

栽培サイクルが1年以内のメロンやイチゴ、スイカは野菜となります。

「えっ、まじでメロンって野菜なの?」と思う方もいるかもしれません。

そういえばフランス料理の前菜としてメロンが出ますよね。

ところが、総務省の家計調査の分類で「果物」は、草木の果実で甘いものとなっています。

すると、メロン、スイカ、イチゴは当然、果物になるわけです。

このように、まず“定義”があって初めて“分類”が可能となります。

中学生のうちに、この“分類”のための“定義”をきちんと身につけてほしいと思います。

なぜなら、“分類”して初めて頭の中にきちんと収納できるからです。

きちんと収納されていれば、すぐに取り出せます。

つまり使えるということになるわけです。

例えば、小学校以来おなじみの“自然数”の定義は正の整数です。

ということは“0”は入っていません。

この分類をきちんと覚えていないと、問題に「自然数で・・・」とあるとき、条件がわからないと答えにたどりつけません。

大学受験の問題にも「数の分類に基づく問題」が多数出題されており、概ね皆、苦手としています。

「そんなことわかっている」と子どもたちの声が聞こえてきそうです。

では、“do”はどのように“分類”して頭の中にしまっているのでしょうか?

・I do my homework. の“do”は本動詞「する」という意味を持っている。

・Do you know him? Yes, I do. の“do”は代動詞。本当は“know”を答えるんだけど、その代わりに“do”を使う。

   だから、すべての動詞の代わりができる。

・I don’t play soccer today. この“do”は助動詞。他の助動詞と違い一般動詞のみに使い、疑問や否定を作る動きをする。だから“do”自体に訳はない。

お子さんは、このようにきちんと分類していますか?

「今、単語、学校では何習ってんの?」と尋ねて「can」と答える子は、定義ができてないかもしれません。

しっかりと「助動詞canの使い方です」と答えた子は、頭の中に助動詞の棚があり、その収納している知識に貼ったラベルには

・動詞を助ける働き

・助動詞を使う文では、疑問詞、否定文は必ず助動詞を使う (例外.have to は一般動詞扱い)

と書いてあり、“can”以後、次に新しく出てきたとき、その棚へ収納していきます。

これで全部かと思っていると、高校生になって、また、新しく加わってきます。

それでも、助動詞の棚、定義と例外に分類された棚のどこかへ入れたらよいだけなのです。

もうすぐ1年間が終わります。

自分にはどれほど分類して収納しているのかしっかりふり返ってほしいですね。

子どもの学びについて真剣に考える親御さん限定の説明会です。

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