つぶやきシリーズ、8月4回目!
以前のつぶやきはこちら
まずは『量』
陶芸体験をしたことがありますか?
上手く形を作って仕上げるのって結構難しいですよね。
こんなお話があります。
陶芸の先生が、授業のグループを2つに分け、一方には『量』重視、つまり下手糞でも良いからとにかく沢山作れと指示し、もう一方には『質』重視、つまり一つ一つ丁寧に仕上げるようにと指示したそうです。
そして最終日。誰が一番素晴らしい作品を作ったか評価を付けました。
すると、最も『質』が良いと評価された人は、全て『量』重視のグループだったそうです。
アーティストのためのハンドブック
何でもそうですが、上手くなるためには練習を沢山すればよいということは知っています。
どこかに『質』を良くしようとする意識があるあまり、なかなか練習に取り組もうとしない。
「失敗したらどうしよう」「何か簡単にできちゃう方法はないかな」
そんなことを考える前に、まずはとにかくやってみる。
やっているうちに、『質』が良くなるのです。
小学生は、勉強をすることについては未熟な点が多いです。
だからこそ、とにかく『量』をこなしてみる。
やっているうちに少しずつわかるようになれば、いいじゃないですか。
問題は難しいものでなくて良いのです。
基礎・基本を確実に身につければ十分です。
それを使って沢山解きまくる。
誤解する方もいるかもしれませんので、念のため言いますが、「簡単な問題」を解きまくるのではなく、基礎・基本を身につけるのです。
公式を覚えるのではなく、なぜその公式になるのかがわかっているということです。
小学生は、学校外で勉強時間に充てられる時間の余裕があります。
中学生、高校生になると部活等で時間の制約が出てきます。
量を増やせなくなるんですね。
その中で勉強をできるようにするには、質をあげるしかない。
しかし、そうなってから質を上げようとしても遅いのです。
だから、小学生のうちに質を上げておく必要があるのです。
アウトプットを大切にする
昔は、「夢や目標があれば、行動が変わる」とずっと信じてきました。
しかし、それはほとんどの人には当てはまらないのではないでしょうか。
夢を持っていても行動が変わる人はほんの一部で、夢はあれど何も行動しない人を何人も見てきたからです。
「こんなことをしたい」と思っているだけでは夢は実現しません。
人の話を聞くだけでもダメ。
自己啓発本を何冊読んでも変われない人がいるのと同じことです。
思うだけなら誰でもできます。
その思いを行動に移して初めて、人は変わります。
夢に向かって行動を起こそうと思うなら、「インプット」を増やすだけでなく、夢や目標を人に話したり、紙に書き出すなどの行動=「アウトプット」をすることが大切なのです。
ですから、サンライズでも子どもたちに目標や夢を話させたり、紙に書かせたりすることで、アウトプットを様々なかたちで行わせています。
様々な分野で成功した人に共通するのは、自分の夢を必ず人に話していることです。
子どもの「ああしたい、こうしたい」という思いをよく聞いてあげる姿勢が、夢や目標を持たせるための第一歩です。
勉強において、アウトプットは非常に大切です。
知識をインプットするだけでは成績は上がりません。
その知識を演習やテストなどで、アウトプットすることも大切です。
サンライズで沢山の演習をしたり、点数・目標などを書いて塾内に掲示したりしているのはそのためです。
『アウトプット重視』の塾なのです。