主体性

 

子育て・家庭での勉強法 自学力 塾長の指導観・受験観

人は、自分の頭で考えて物事を主体的に自分から取り組んでいくことができれば他人のせいにすることはありません。

言い換えれば、他人のせいにする生き方というのは自分自身が常識を鵜呑みにして思考停止している状態であり、自分の頭で本質や意味を深堀りすることをやめてしまっているともいえます。

自分で考えるというのは、「本当は何か」ということを深めていくということです。

誰かが出した答えに従ったり、大勢の人たちが語る価値観を常識と信じて、当たり前であることに慣れてしまい本質を学ぶことをやめてしまうと自分で考えることができなくなるのです。

主体性という言葉は、単に自分からやっていれば主体性というわけではありません。

世の中の常識を疑い、当たり前を壊し、自分の頭ですべてを自分の責任として捉えることができたとき主体は自分になります。

人生というものは、その他大勢の中の一つではなく自分に与えられた大切なものです。

その人生を味わいつくす人は、何のために自分が産まれ、何の役割を持ち、何に活かすかということを求めては学を志していくものです。

つまり学とは何か、それは自己というものを確立することとも言えます。

自分というものがどのようなものか、自分をどう磨いて自分自身になっていくか。

他人のせいにしている人生を生きていれば、磨く機会も失われてしまいます。

日々様々な出来事と出会い、私たちはその都度、何のためにということに気づき、どうあるかということを問いていくことができます。

そうして日々、自分の頭で今発生していることを内省し深めていけば己の為すべきことが見えてきます。

現在の勉強は、どこかそういう自己確立とは関係のないところで、知識ばかり、正解ばかりを刷り込まれているように思います。

自立は自己確立ですから、自分自身が人生の主人公にならない限り、自律することもなく、そして協力し合うこともないように思います。

他人のせいにするのをやめ、自分で自分の人生を深めることを決め、日々初心を忘れずに自己研鑽をしなければ、あっという間に主人公であることをやめてしまうということになります。

自分の頭で考える習慣を持つためには、まずは誰かのせいにするのをやめることからだと思います。

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