高校選びで失敗しないために~自称進学校に洗脳されない

高校選びで失敗しないために~自称進学校に洗脳されない
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中退者が多いということは何を意味するのか

高校受験を経て、希望の高校に入学したものの、思っていた学校と違うと感じてしまったり、学校の方針についていけないと感じてしまったりして、止む無く中退してしまったというケースもあるようです。

高校選びで重視されるポイントは、ほとんどが「自分の学力に合っている」かどうかで選択する場合が多く、「通学に便利」「教育方針や校風」に次いで、「大学の進学実績」を挙げる人が多いようです。(「ベネッセ教育研究所」高校受験調査

しかし、大学の進学実績だけで果たして最も良い選択をしたと言えるのでしょうか。

以下の表は、岡山県内の一部県立高校の卒業生数と入学者数をまとめたものです。

どの学校も入学後に中退あるいは留年等で卒業できなかった生徒がいるようですが、入学時と比べてどれだけ生徒が減ったかを調べてみました。

※ 入学者数は不明のため、令和3年度募集定員を表記。定員割の可能性のある高校は除きました。

※ 減少率が高い=中退者が多いとは言い切れないので、あくまで推測ですが、減少率が高い高校では中退者の話はよく聞きます。

高校名卒業生数(人)入学者数(人)減少率(%)
岡山朝日3403605.56
岡山一宮3093203.44
岡山城東3083203.75
岡山操山2662805.00
岡山大安寺中教1491606.88
岡山芳泉2993206.56
笠岡1551603.13
倉敷天城2302404.17
倉敷古城池2672804.64
倉敷青陵3153201.56
倉敷南3113202.81
西大寺2762801.43
総社南2342402.50
玉島・県立2312403.75
玉野光南2332402.92
津山2332402.92
令和6年度主な岡山県立高校の卒業者数と入学者数、減少率

自称進学校とは

高校の中には「自称進学校」が存在しています。

自称進学校とは、地方の進学校に多く見られる、進学実績を良くしようと躍起になるあまり、生徒の気持ちを顧みず、大学受験を妨害してしまう学校のことです。

自称進学校の特徴として、以下の例が挙げられます。

  • 塾、予備校、留年を否定し、学校の授業だけで十分と言う
  • 大量の課題や補講がある(それ以外のことを勉強する余裕がない)
  • 教科書の英文や古文の文章をひたすら写させる
  • ゼロ限や7・8限が存在する
  • 生徒の受験先について過度に口出しをしてくる(東大や医学部を勧めてくるなど)
  • 必要のないことまで強制してくる(東大志望ではないのに東大の過去問を解かせる、文系に数Ⅲの授業を受けさせる、ドイツ語を必修とするなど)
  • 偏差値55~65あたりの高校

これらを見て、素晴らしい学校だと思われる保護者は少ないと思います。

もちろん、その学校に通っている生徒の半数ほどは、おかしいと思っています。

それでも人気がなくならないのは、多くの保護者が「進学実績のよい高校に通わせたい」「学校に全てを任せたい」という考えが強いからです。

また、生徒が自分で考え行動できず、管理型教育に依存していることも関係があります。

高校に依存せず、自分で考えて判断する

本当に上位層の生徒は、主体的に考え、どんなことも効率的にしようとします。

自分でよいと思った方法を見つけたら、先生が何を言おうとも我が道を突き進みます。

一方で、自称進学校に通う多くの生徒は、出された課題を真面目に取り組み、授業に出ろと言われればきちんと出席します。

こういった命令通りに動く昭和の軍隊式教育がいまだに続いているのです。

上司の機嫌を伺いながら、言われるとおりに仕事をこなすことこそが、社会で成功する道だと考える人もいるかもしれませんが、我が子には社会に出てからも主体的に考え行動してほしいと願う保護者にとっては、自称進学校に進学することは避けたいと考えると思います。

課題や補講が悪いとは思いません。

自分で考えて行動できる子は、自由にさせてもよいと思いますが、それは一部の上位層の生徒であって、その下のレベルの生徒は、どうしても安きに流れる傾向があるため、ある程度の強制力は必要でしょう。

問題は、その内容です。

受験勉強は一人ひとりやるべきことが異なります。

英語を重点的に勉強しないといけない子や、数学を基礎から復習し直さないといけない子もいます。

受験が近い時期に、九州大学志望の子が東大受験クラスに参加して、言われるがままに課題をこなす。

はっきり言って無駄ですよね。

でも仕方がないのです。

学校では個別に対応することは難しいのです。

「学校に任せておけば安心」という思い込みを捨てて、自分で考え行動できるようにしていかないと無駄な勉強をすることになりかねません。

子どもの学びについて真剣に考える親御さん限定の説明会です。

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