子どもが自ら学ぶ姿勢を育むことは、教育の最大の課題の一つです。
この記事では、自発的な学習へと導くための障害となる典型的な2つのケースを取り上げ、それぞれに対する効果的な対処法を提案します。
自ら学ぶ力を育むことは、子どもの将来にとって不可欠な要素です。
言われてもスルーする子へのアプローチ
子どもが親や教師のアドバイスを聞き流すことはよくあります。
「今回のテストの点数が悪かったから、この部分を復習しなさい」という提案も、しばしば無視されがちです。
これには理由があります。
心理学研究によると、子どもに「~しなさい」と具体的なノルマを押し付けると、逆にやる気を失わせてしまうことが示されています。
自発的な学習を促すには、子ども自身に問題点を認識させ、解決のための方法を一緒に考えることが重要です。
また、子どもが自分のために学び、理解を深めたいという内発的な動機付けを促すことが肝心です。
例えば、「今回のテストでは、どこがわからなかったのかな?」「それなら、〇〇について復習するといいんじゃない?」という声掛けをするとよいでしょう。
「~をしたらよい」というアドバイスを言われてすぐに取り組む子は伸びます。
それは、すぐに取り組むのは自分のため、わからないところをできるようにしたいという思いがあるからです。
勉強し始めると眠くなる子への対策
勉強を始めるとすぐに眠くなる子どもは少なくありません。
これは単に勉強嫌いだからというわけではなく、生活リズムや環境が影響していることがあります。
学校から家に帰ってくるとスイッチが切れてリラックスモードに入り、その後勉強を始めると眠気が襲ってくるのです。
不規則な生活をしていたり、思いっきり遊んだ後に勉強となると同じようなことになると思います。
睡魔と戦いながらの勉強は苦痛なだけでなく、頭がはたらかないので効率も悪くなります。
この問題に対処するためには、学校帰りにすぐに塾や学習時間に移行するなど、生活リズムを整えることが有効です。
曜日、時間、科目が自由に選べるサンライズだからこそできる改善ですね。
また、十分な休息や適度な運動を取り入れることで、学習時の集中力を高めることができます。
まとめ
子どもが自発的に学ぶ姿勢を身につけるためには、外からのプレッシャーをかけるのではなく、内発的な動機付けを促すことが重要です。
子ども一人ひとりの個性や状況に合わせたアプローチを取り入れることで、学習への興味と意欲を引き出し、長期的な学習効果を高めることができます。
子どもの学びについて真剣に考える親御さん限定の説明会です。