進学塾サンライズは、岡山朝日受験専門塾として、幼児から優秀児を育てていくために、授業は少人数制で、一人ひとりを丁寧に見ながら、受験に勝てる「考える力」を着実にのばしていくことを重視しています。今回は、算数の勉強の仕方について、お話しします。
公式を丸ごと覚えず、まずは概念を徹底的に理解する
サンライズの算数の授業では単純に公式を覚えてさっと答えを出すようなことは教えず、基本的な概念を理解した上で問題を解いていく、というかたちで指導しています。
例えば「速さ」。
速さとは何かというと、単位時間当たりに進んだ距離のことを指します。
時速を求める問題をとっても、公式を最初から教えることはせず、「3時間で6km進むなら、1時間ではどれだけ進みますか?」という具合に、イメージしやすくするのです。
理解していれば、6÷3=2で、2km進む、ということがわかるはずです。
また、学校で教わる九九は、あくまで音で記憶しているだけで本来の算数ではありません。
3×6=18
を単に「サブロクジュウハチ」と覚えていても、なぜそうなるのかまではなかなか答えられないものです。
教具といった具体物を使いながら頭の中でイメージしやすいよう教え、数字に対する感覚(数量感)を磨いていくことに重きを置くことがポイントです。
算数嫌いにさせない!「苦手」を放置せず繰り返しやるのがコツ
わからないことを避け続けてしまうと、永遠にできません。
答えを赤で書き込みしたり、式を省略したりする子は、わからないまま進めている可能性が高いです。
なぜその答えになったのかを説明できるまで考えさせることが重要です。
小学校3・4年生で初めてつまづきを経験する子は少なくありません。
特に「大きな数」や「およその数」は、それまでとは大きく異なる概念で数字を捉える必要があり、非常に難しい。
何度もやっているうちにある日突然、腑に落ちるように理解できるものですが、ちょっとやっただけで挫折してしまい、そのまま算数への苦手意識につながってしまうのはよくあることです。
算数は積み重ねの学問です。
基本的な概念をよく理解しなければ、身につきませんし、次に進むこともできません。
分からないところは積み残さず、何度もやって確実にできるようにしておくことが、算数嫌いにさせないための第一歩です。
復習はその日のうちに。習慣づけられるかは、親御さんの声かけ次第
学習内容を定着させるためには、その日のうちに復習をしたり、宿題をするのが効果的です。
授業で感じた驚きと発見、その感動が冷めないうちに、もう一度やる。
この繰り返しが自分のものにするために欠かせないのですが、最初から小学生に自主性を求めても無理というもの。
「今日は何をやったの?忘れないうちに宿題をやっておこうか」という親御さんの声かけで、徐々に習慣づけるようにすると良いでしょう。