勉強において最大の効果を出すために必要なこととは?

 

最大限の勉強成果

ゴールは時間ではなく、結果を出すこと

演習量を増やすことは、学力アップの一つの手です。

しかし、単純に増やしただけでは、やりません。

「3時間勉強する」という目標を立てる子は、「自分はこんなに頑張った」ということに満足しがちです。

頭を使わず、単に手を動かす、ルーチンワークになっていると、間違った知識で覚えたり、あるいは、頭に入らなかったりします。

「たくさんやること」も大事ですが、「正しく理解し、覚える」ことを重視させるようにするべきです。

時間対効果

塾生に、各自の短期目標を決めてもらうときは、「▲▲を●点以上とる」というように書いてもらいます。

ただ、「頑張る」の一言ではなくて、○○をいつ、(数値で)どのくらい達成するのか、を書いてもらうのです。

それと合わせて、目標達成のために何をするのか、計画を立てます。

「問題集を毎日2ページやる」「数学を毎日1時間やる」といった感じです。

確かに「何を」「(数値で)どのくらい」やるのかが具体的に書けています。

けれども、注意したいのが、「それをやって、必ず目標を達成できるのか」ということです。

つまり、ただ「やった」だけの“作業”にならないようにして欲しい、ということです。

あくまで、目標達成のための取り組みですから。

抽象的ではありますが、一番大事なのは「できるまで、理解するまでやる」ことではないでしょうか。

もちろん一概には言えませんが、少なくとも数学においてはそれが言えます。

例えば、1時間で100枚もプリントをやったA君と、1時間で30枚しかプリントをやらなかったB君がいるとします。

その後にテストをしました。

結果は、A君が40点、B君が30点でした。

どうですか?

ただ、プリントを100枚やっただけで、まったく理解していないA君と、枚数は少ないけれど、勉強したことをきちんと理解したB君とでは、どちらが勉強としていいのか。

ただの作業としては、A君の方がたくさんやっていますから、そこだけ見れば周りの評価は高いでしょう。

でも、結果に反映されなければその努力は評価されません。

むしろ、1枚もやらないで遊んでて40点を取った子と同じ評価をされます。

点数上では同じですから。成績がいい子は、このことを潜在的に知っています。

たくさん、時間をかけて頑張ったということは、ペーパーテストでは評価されない、と。

だから、成績のいい子は「いかに短時間で、完全に理解してしまうか」を追求するのです。

そして、“作業”は出来るだけ少なくし、限られた時間の中で理解しようとするのです。

「時間対効果」を最大限に上げる訓練を繰り返せば、おのずと学習効率は高くなります。

サンライズの授業ではそれを狙いとして指導しているものもあります。

脳を最適な状態にするには、勉強×食事×睡眠

成績を上げるために、勉強時間を増やす努力をする人は多いと思いますが、良い食事と良い睡眠に目を向けている人は少ないようです。

脳や体を最適の状態にするには、「トレーニング」と「栄養」と「休養」の3つが必要です。

この3つが揃えば、勉強の効果が大きくなります。

その中でも、子どもの集中力ややる気に最も関係があるのが「よい睡眠をとれているかどうか」です。

そして、睡眠時間の長さよりも深さの方が大切です。

良い睡眠がとれていない子は、いつも集中力がありません。

表情も疲れた顔をしています。

ですから、勉強が頭に入りません。

集中していない状態でやる勉強は、集中しているときの勉強と比べると10%以下の効果しかありません。

「できるまでやりなさい!」と夜中まで勉強をさせるのではなく、(夜中までしなければいけないような状況がまずいですよね)深い睡眠をとるために、「ベッドでは携帯をいじらない」とか「電気を消して寝る」など、最善の方法を考えましょう。

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