上位5%に入るために
上位5%とはどういうことか。
今年の岡山県公立高校入試の数学の平均点は、非常に高かった。
では、得点分布から見てみるとどうか。
得点率87.6%以上の割合は、5.2%になる。
最上位の子たちだ。(岡山朝日高校受験者は自校作成問題のため含まれていない。)
入試でそれだけ高得点を出すには、よほど難しい問題が解けなければいけないと思っているのではないか?
答えはノーである。
昨日の記事でも書いたが、基本問題を全問解ければ36点、標準問題を全問解ければ28点、正答率10%未満の難問は、たった6点しかない。
満点は70点。
つまり上位5%に入るには、61.32点以上であればよい。
もちろん、全て解けた方がいいに決まっている。
しかし、難問が解けなくても64点は取れる。
最上位生は、取りこぼしがほとんどない。
見慣れている典型問題は、確実に取る。
頭がいいから?
違う。
頭が良いだけでは、ミスが多くて結果的に点数は中の上くらい。
圧倒的に勉強量が違う。
経験の差が出てしまうのだ。
更に上位を目指すために必要なことはあるが、上を見ればきりがない。
もし、自分が中の上くらいの成績であれば、まずは上位5%に入ることを目指す。
その先は、目標を達成してから考えればいい。