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遊びながら語彙力を鍛える!子どもが夢中になる5つのトレーニング

子どもの語彙力を伸ばすには、ただ問題集を解くだけではなく、日常生活の中で「楽しく学ぶ」ことが大切です。特に、小学生や中学生には、遊びながら自然に言葉を増やす方法が効果的です。本記事では、辞書を活用した学習法やゲーム感覚で取り組めるトレーニングを5つご紹介します。家庭で簡単にできるので、ぜひ試してみてください!

目次

1. 辞書引き学習で言葉の世界を広げる

語彙力を高めるには、「知っている言葉を増やす」ことが大切です。そのために効果的なのが、辞書引き学習です。辞書を使って遊ぶように言葉を学ぶことで、子どもが自然と語彙を増やしていけます。

知っている言葉を探そう!

まず、子どもに辞書をめくらせて、「知っている言葉」を探させましょう。見つけたら、その言葉の意味を声に出して読んでもらいます。「この言葉、どんな意味?」と問いかけると、考える力も育ちます。

付箋を使ってゲーム感覚で学習

見つけた言葉を書いた付箋を貼ることで、辞書がどんどん「自分だけの辞書」に変わっていきます。たとえば、次のようなルールを作ると、学習が楽しくなります。

  • 10語見つけたらシールを貼る
  • 50語達成で特別シールをゲット
  • 100語、200語…と増やして記録を残す

目標を決めて進めると、子どもは「もっと言葉を探したい!」という気持ちになり、辞書引きに夢中になります。

辞書を「読む」習慣をつける

最初は「知っている言葉探し」から始めますが、続けるうちに辞書そのものを「読んで楽しむ」ようになります。子どもが興味を持ちやすい言葉(動物・食べ物・乗り物など)を一緒に調べてみるのもおすすめです。

辞書を使いこなせるようになると、学校の勉強だけでなく、日常会話でも表現が豊かになります。親子で楽しみながら、語彙力アップを目指しましょう!

2. 書き取りゲームで語彙を定着させる

言葉を知るだけでなく、正しく書けるようにすることも語彙力を伸ばす大切なステップです。そこでおすすめなのが、「書き取りゲーム」。親が短い文章を読み上げ、子どもがそれを書き取るシンプルな遊びですが、集中力・語彙力・漢字力のすべてを鍛えられます。

ルールは簡単!親の話を書き取る

  1. 親が短い文章を読み上げる(例:「今日は天気がよく、公園で遊びました。」)
  2. 子どもが聞いた通りに書く
  3. 書き終えたら、間違いがないかチェック

一字一句正しく書けたら「パーフェクト!」としてポイントをあげるなど、ゲーム感覚で取り組むと楽しめます。

間違えた部分は辞書で確認

書き間違えた言葉があれば、国語辞典で意味や使い方を調べてみましょう。
特に、ひらがなで書いた言葉を漢字に直すと、自然と漢字の知識も身につきます。

例えば、
❌ 「ともだちとあそんだ」
✅ 「友達と遊んだ」
と直すことで、正しい表記を学べます。

「聞く→書く→直す」で定着する

このゲームを続けることで、子どもは言葉を正しく聞き取り、書く力を鍛えられます。また、「書き取る」作業をすることで、単なる暗記ではなく、意味を考えながら言葉を覚える習慣がつきます。

「正確に書けるようになった!」という成功体験を積むことで、学ぶことが楽しくなり、自信もついていきます。親子で楽しみながら、ぜひ取り組んでみてください!

3. 国語辞典で生き物を調べよう

子どもが興味を持ちやすいテーマの一つが生き物です。身近な動物や昆虫について国語辞典で調べることで、語彙力だけでなく、観察力や知的好奇心も育ちます。

まずは好きな生き物を選ぼう!

「好きな動物や昆虫は何?」と子どもに聞いてみましょう。たとえば、次のような質問をすると、興味を持って調べられます。

  • 「ざりがにって、どんな生き物?」
  • 「おたまじゃくしは、どんなふうに成長する?」
  • 「チョウとガの違いは?」

まずは、子どもが知っている言葉をもとに、国語辞典を使って調べます。「どんな体をしているか」「何を食べるか」「どこに住んでいるか」など、詳しい説明を読むことで、語彙力が自然と増えていきます。

「どこまで調べられる?」チャレンジ!

調べた言葉から新しい言葉を見つけて、さらに調べてみましょう。例えば…

  1. 「ざりがに」を辞書で引く
  2. 「甲殻類」という言葉が出てくる
  3. 「甲殻類って何?」とさらに調べる

このように、言葉のつながりをたどることで、どんどん知識が広がります。

調べたことをノートにまとめてみよう

調べた内容を簡単な文章にして、ノートにまとめてみるのもおすすめです。例えば、

  • 「ざりがには、甲殻類の生き物で、水の中に住んでいる。」
  • 「おたまじゃくしは、最初は足がなく、成長するとカエルになる。」

文章にすることで、ただ調べるだけでなく、理解を深め、語彙を定着させることができます。

辞書を使って生き物を調べることで、子どもは「知らない言葉を自分で調べる楽しさ」を実感できます。学校の勉強だけでなく、自ら学ぶ力を育てるきっかけにもなるので、ぜひ試してみてください!

4. 家の中のモノを辞書でチェック!

日常生活の中には、子どもがまだ知らない言葉がたくさんあります。家の中にあるモノを辞書で調べることで、語彙力を増やしながら、言葉の意味や使い方を深く理解することができます。

食べ物の名前を調べよう

冷蔵庫の中から食べ物の名前をピックアップし、それぞれの意味を国語辞典で調べてみましょう。例えば、

  • 「豆腐」ってどんな食べ物?
  • 「醤油」と「味噌」はどう違う?

食品ラベルと辞書の説明を比べることで、実物とことばの意味がつながり、語彙が定着します。

料理の名前と作り方を知ろう

「今日のご飯は何?」と子どもに聞き、料理の名前を辞書で調べてもらいます。さらに、「オムレツ」や「カレーライス」の作り方を調べ、どんな材料が必要か考えさせると、言葉の理解が深まります。

家具や電化製品の名前を調べよう

家の中にある家具や電化製品にも、辞書で調べる価値のある言葉がたくさんあります。

  • 「本棚」「整理棚」「タンス」…何が違う?
  • 「洗濯機」と「乾燥機」はどういう仕組み?

さらに、「家にある電化製品をすべて探して名前を調べる」などのゲーム形式にすると、辞書を引くことが楽しくなります。

親子で辞書競争!誰が早く調べられる?

親が辞書を引くのが早いか、子どもがモノの名前を探すのが早いか、競争してみましょう。「次は何を調べよう?」と意欲的になり、辞書を使う習慣が自然と身につきます。

身近なものを調べることで、語彙力だけでなく、観察力や探求心も育ちます。辞書をリビングに置いて、日常の中でどんどん活用してみましょう!

5. 辞書を使って発表会!言葉をアウトプットする

語彙力を伸ばすためには、「知る」「書く」だけでなく、実際に話して使うことが大切です。辞書で調べた言葉について家族の前で発表することで、言葉の理解が深まり、表現力も養われます。

調べた言葉を説明してみよう

辞書で調べた言葉について、「どんな意味だった?」と子どもに説明させてみましょう。例えば、

  • 「オムレツって何?」
  • 「洗濯機の仕組みを説明できる?」
  • 「カステラってどんなお菓子?」

子どもが自分の言葉で説明できるようになると、その言葉を本当に理解した証拠です。「うまく説明できないな…」と感じたときは、もう一度辞書を引いて確認してみましょう。

辞書によって説明が違う?比べてみよう!

同じ言葉でも、辞書によって説明の仕方が異なることがあります。

  1. 国語辞典Aではどう説明されているか?
  2. 国語辞典Bではどう説明されているか?
  3. どんな違いがあるか?

これを比べることで、言葉の多様な表現を学ぶことができます。また、「どの説明が一番わかりやすい?」と話し合うのも楽しい学びになります。

発表会を開いてみよう!

調べた内容を家族の前で発表してみましょう。例えば、

  • 「ざりがにについて調べたことを話してみよう」
  • 「今日調べた料理の作り方を説明してみよう」
  • 「電化製品の仕組みを発表しよう」

発表することで、語彙力だけでなく、表現力や説明力もアップします。親が聞き役になり、うまく説明できたらしっかり褒めてあげましょう。

辞書を活用して言葉の力を伸ばそう!

調べた言葉を「アウトプットする」ことは、記憶の定着につながります。辞書を引いて終わりではなく、「調べたことを人に伝える」ことを習慣化すると、語彙力がぐんぐん伸びていきます。ぜひ、親子で楽しみながら取り組んでみてください!

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