子どもの自学力を育てる親のテクニック
1. 山本五十六の名言から学ぶ
みなさん、山本五十六の有名な言葉「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば、人は動かじ」をご存知ですか?
この言葉には、子どもたちにとって最高の教育法が隠されています。
特に幼児教育において、このアプローチは非常に効果的です。
2. 「やってみせる」の重要性
子どもたちが新しいことを学ぶとき、まずは大人が模範を示すことが重要です。
自分で学ぶ力、つまり「自学力」を身につけるには、最初に見本を見せることが必要。
「まずは、自分でやらせてみる」というのは、ある程度できるという可能性がある場合に限定されます。
未知のことに対して、「やってみて」と言われても、「どうしてよいのかわからない」だけでなく、未知のことにチャレンジする勇気も失われてしまいます。
子どもたちは観察を通じて学び、新しいことに挑戦する勇気を得ます。
また、他に自立を促すための間違った例として、子どもが一人で歩けるのに「だっこして」などと甘えてくることがよくありますが、「甘えは自立しなくなるのでは?」「自分自身でできるようになって欲しい」と、できるだけ手を出さないのは、実は自立を遅らせることに繋がります。
なぜなら、「だっこ」を拒否された子どもは、「どうやったらだっこしてもらえるか」に思いを巡らせるようになり、自分でやろうという考えを持たなくなるからです。
「親がやってしまうと子どもが自分でしなくなる」のは、親が全部やってしまっておしまいにするからです。
大人がやって見せた後に、子どもにも同じことをさせれば問題ありません。
3. 「言って聞かせる」の効果
次に、子どもに何をどうやってやるかを具体的に説明することが大切です。
ここでのポイントは、言葉を分かりやすく、かつ魅力的に伝えること。
「片付けをしてね」だけでは、伝わらない場合があります。
「ブロックは、青い箱に入れてね。人形は、赤い箱に入れよう!わかるかな?」という風に、何をどうするのかをはっきり伝えてみましょう。
子どもの興味を引き、学ぶ楽しさを感じさせることができれば、学習へのモチベーションが高まります。
4. 「させてみる」で自立心を育てる
子どもが自分から進んで学ぶには、「させてみる」ことが効果的です。
初めは手助けが必要かもしれませんが、徐々に自分で考え、行動する機会を増やしていきましょう。
失敗を恐れずに自分でやらせることで、子どもは自立心を育みます。
5. 成功を「誉める」の力
そして何よりも大切なのが、子どもが何かを成し遂げたときに「誉める」こと。
小さな成功でも、大きく褒めることで、子どもの自信とやる気は大きく育ちます。
「ほら、やったらできるじゃん!」という言葉は、子どもにとって最高の励ましになります。
6. 子どもの自学力を引き出すママの役割
このように、子どもの自学力を引き出すには、母親の役割が非常に重要です。
示す、説明する、やらせてみる、そして誉める。
この一連の流れを通じて、子どもは自分で学ぶ楽しさと力を身につけていきます。
まとめ: 子どもの成長を支える親のサポート
子どもの成長には、親の愛情とサポートが不可欠です。
子どもが新しいことに挑戦し、自立していく過程で、親ができることはたくさんあります。
一緒に学び、成長する喜びを共有しましょう。
毎日の小さな努力が、子どもの大きな未来を作ります。