子どもの勉強習慣を育てる!小学生の親が知るべき4つの効果的な方法
日常の行動の45%はその場の決定ではなく、習慣だそうです。
習慣は、太い麵のようなもので、毎日1本ずつ糸をより続けると、やがてそれは断ち切れないほどのものになります。
これからは最終学歴ではなく、誰もが最新学習歴を更新していく社会になるだろうという人もいます。
寿命が延び、一生学び続ける時代がやってくる。
歯磨きなどと同様に、勉強を毎日の習慣に組み込むことは大きな強みになるはずです。
では、勉強を習慣にするにはどうすればよいのでしょう?
時間を決める
例えば、宿題をするとき、「宿題をやる」とざっくり考えると気が重くなります。
しかし、「音読」「漢字」「計算」などと細かく分ければ、負担感が少なくなります。
また、それぞれのステップに「何時から何時まで」と時間を細かく決めると、気持ちを準備できるので、手をつけやすくなります。
スモールステップにして取り組みやすくするのです。
更に、実行する場所も決めておくと、時間になったらそこに行ってスパッと切り替えて勉強を始めることができます。
塾はまさにそのための場所です。
遊ぶ時間を確保する
やるべき勉強を子どもが手早く終わらせたとき、「じゃあこれもやってみよう」と追加の課題を与えるのはNGです。
あらかじめお楽しみの時間はしっかりと確保しておき、満喫させます。
実際、休み時間を与えられた子どもたちの方が、座っている時間が長い子どもたちより学力が高くなるという調査結果があります。
メリハリをつけて勉強した方が、子どもの集中力がアップするということです。
ゲームにする
夕食前に宿題が終わらなかった子どもに、「明日はきちんと約束を守ってね」と言ったところで、子どもにとっての「明日」は時間的に遠すぎて効果がありません。
なかなか宿題を始めない子には、まずはゲームっぽく、「お母さんが今から2階に行って戻ってくるまでに、宿題を始められるかな。3分で戻ってくるよ。あ、まだやったらダメ。お母さんがこの部屋を出てからスタートよ!」などと伝えることが効果的です。
もし、3分後もまだ遊んでいたとしたらどうしますか?
これは、3分という時間の感覚が見積れていないということです。
ですから、次から1分、あるいは30秒と更に短くします。
戻ってきて宿題を始めていたら、思いっきり褒めてあげてください。
子どもは大きな達成感を感じることができます。
親がやる姿を見せる
子どもがやらないことにイライラするくらいなら、テレビを消し、食卓を片付け、親自身が机に向かう方が手っ取り早いかもしれません。
親が自分から楽しそうに本を読んだり、何かを書いたりしている姿を見て、子どもも自然と自分から机に向かうようになります。