子どもの自立心を育てる::現代のママへの教育ガイド

 

知育玩具や本に囲まれて、一緒に読書をする母と子

私たちの子どもたちが成長する中で、教育は日々進化しています。

今日、私たち親が直面しているのは、単に「真面目な子」を育てるだけでなく、彼らの個性と才能をどのように伸ばすかという課題です。

これまでの製造業を主体にした国家運営であれば、言われたことをマニュアル通り遂行する人こそ重要で、それは功をなしてきましたが、もはやそういう人材では国家を支えることはできません。

ある程度大きな事業まで拡げていけている人は、才能や運はもちろんですが、自分をしっかりと持っている人です。

つまり、日本の教育に染まらなかった人です。

では、どのようにして子どもたちの可能性を最大限に引き出せるのでしょうか?

「今までそうだったから正しい」と思いこみ、何も疑問を持たないのではなく、「自分の考えを相手に伝える」ことができ、「何のためにするのか」「それは正しいと言えるのか」など、思考する習慣があれば色々気付くこともあると思います。

まず、ある大手塾の例を見てみましょう。

超難関校受験選抜クラスの夏期講習会では、成績優秀な子どもたちが県外から集まり、ホテルに宿泊しながら毎日コンビニ弁当でした。

厳しいコロナ対策の下、彼らは友達との交流を制限され、黙食で一人部屋で食事をしました。

この話、どこかおかしいと思いませんか?

「黙食で1人で食べる」

「黙食」も「1人で」食べることも感染防止の観点からそうするのはわかります。

しかし、1人で食べているのに黙食をする意味はあるのでしょうか?

このルールに、優秀な生徒たちは全員従ったのでしょう。

保護者からは疑問の声も挙がらなかったのでしょう。

次に、もう一つの例を見てみましょう。

教室の後ろには手洗い場がありました。

チャイムがなり、生徒たちは教室に入り、席に着きました。

先生が教室に入ってくるなり、生徒たちに言いました。

「水道の蛇口から水が出しっぱなしになっているじゃないか!誰も気が付かなかったの?」

クラスの生徒はみんな「気が付いていた」と答えました。

蛇口から勢いよく水が出る音が教室中に響きます。

「じゃあ、なぜ誰も止めなかったの?」

ある生徒が答えました。

「気が付いていたけれど、チャイムが鳴ったら席につかないといけないから。」

これは、ルールを守ることの重要性を示していますが、同時に、状況に応じて行動する柔軟性や自分で判断する力が欠如していることも示唆しています。

今の時代、子供たちには自分の考えを持ち、それを表現する力が必要です。

教育の目的は、ただ知識を詰め込むことではなく、子供たちが自分自身を理解し、独自の才能を伸ばす方法を学ぶことです。

私たち親は、子どもたちの成長をサポートし、彼らが自信を持って自分の道を歩めるように助けることが求められています。

子供たちには、単なる知識の習得以上のことが求められています。

「何のためにするのか」「それは正しいのか」という思考を育てることで、彼らは自分の個性を発見し、自分らしい成功を手に入れることができるのです。

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