子どもが賢くならない親のNG行動トップ10

 

親のNG行動

子どもが賢くならない親のNG行動1位~10位までをランキング形式でまとめました。

さて、あなたはいくつ当てはまりますか?

10位 「自分ができなかった目標を背負わせる」

親が行けなかった学校を受験させるなど、親のリベンジになったら教育は最悪。子供は目標が自分の事から他人事に変わるため、頑張らなきゃいけない時に頑張ることが出来なくなる。

塾長一言:○○に行きたかったけど、行けなかった。だから、あなたには言って欲しい」などと言うのがNGということ。他にも、行かせたい学校を無理やり勧めるのもNG。子どもがうんざりして、やる気をなくすることも。

9位 「父親が母親を責める」

「お前がダメだから、子供がダメなんだ」という父から母へのプレッシャーは、母から子供へのプレッシャーに直結する。その結果、点数を取るだけの勉強になってしまい、長続きしない。

塾長一言:ドラマの中でしか聞いたことはありませんが、当然、子どもにいい影響は与えないでしょうね。

8位 「子供以上に落ち込む」

合格発表の時にお母さんが泣いてしまうのは最悪。試験の結果が悪かったり、受験に失敗した際、子供本人が落ち込むならいいが、お母さんが必要以上に落ち込むと、その反動で中学に入って勉強しなくなる。頑張ってきたことは、無駄にならないと子供にきちんと伝えることが大事。

塾長一言:最後の1行は同感です。受験は、まさに「頑張った事はムダにならない」ということを実感できる良い機会だと思います。それが例え不合格でも、です。学力的にも、人間的にも大きく成長できるかどうかは、子ども自身がどれだけ取り組んだかだけでなく、それと同じ位、親や指導者がきちんと受験について話をしたかに寄るところも大きいです。

7位 「単語の会話を許す」

「別に」「ふつう」「超面白かった」など、一言で答える子供は良くない。ボキャブラリーや語彙を増やしてあげることが家庭に一番求めること。自分の気持ちを自分の言葉で話せない子供は、実際に学力も伸びない。

塾長一言:その通り。国語力がない子が増えていますが、語彙の少ないことが一つの要因になっています。それは、会話にも表れています。『語彙を増やしてあげること』の例として、「どんな風に面白かった?」などと具体的に話をさせるように誘導してあげると良いでしょう。

6位 「習い事をやめさせる」

焦る親ほど、クラブ活動や習い事をやめさせたがるが、やめさせた方が合格率は下がる。子供は好きな事をやめると集中力が低下するので、両立させた方が勉強も頑張り結果が出る。

塾長一言:勉強が忙しくなり、勉強を一番に考え(志望校に合格したいから)、部活動を辞める子もいます。あるいは、部活動をしているが、勉強に差し障りない程度にセーブする子もいます。合格率が下がる傾向があるのかもしれませんが、ケースバイケースのようにも感じます。そもそも『両立』するのかどうか、という点でできない子も多いと思うからです。両立とは、勉強もきちんとするが、部活動や習い事もガッツリできていて、お互いに悪影響を及ぼさない状況のことをいうのではないでしょうか。私はそう思います。

5位 「『宿題やったの?』と確認する」

気になるのはわかるが、言ったらアウト。「今やろうと思ったのに」「やってるよ」など、反発以外の何も生みださない。やっていない前提で聞くのではなく、「出来た宿題見せて?」と、やったことを前提に聞くと良い。

塾長一言:挨拶のようになっている方も少なくないかもしれません。宿題ができていないと思うから、つい子どもに言ってしまうんですよね。できる子の家庭は、心配がいらないので、言う必要もない。当然だと思います。子どもも返答するのが面倒になり、やっていないのに「やった」と返事する子も。習慣化しないように、お母さんのストレスにならないように、少し言い方を変えるのも一つの方法だと思います。

4位 「ご褒美でやる気を出させる」

目の前のニンジン作戦は、とりあえずの結果は得られるが、完全に失敗する。褒美がないとやらなくなる。褒美を獲得することが目的・ゴールになるので、自ら学ばなくなる。

塾長一言:褒めるということを、言葉でなく形に表したものが「御褒美」で、子どもにとっては分かりやすいと思うのですが、それよりも「褒められることが御褒美」と思ってもらえることの方が良いですよね。小さい頃はそれでもアリだと思いますが、褒めることも忘れずに。「言葉」に感動を感じるようになれば、そのうち、モノよりも言葉に強く反応するようになります。

3位 「人前で『うちの子はダメ』という」

三者面談などで、親は謙遜して言ったつもりでも、子供は親に「日頃の努力を認められていない」と感じてしまう。母親に誉めてもらうことで子供のモチベーションは上がる。

塾長一言:これはよく言われることですね。それでも、お母さんたちの会話の中では思わず出てしまうこともあるかもしれません。「勉強は塾に任せているし、子どもも自分でやっているみたい(塾で長時間やっているなど)。」と、暗に子どもの努力を認め、客観的な事実を述べる程度であれば、いわゆる「自慢話」にはならないのかなと。

2位 「子供の過去を責める」

「あの時、あの時」と過去のことをほじくり返しても意味がない。それをいつまでも身近な親に言われる…子供にとってこれほどの苦痛はない。失敗を糧に「こうしたら、こうなるんじゃないの?」と、未来から逆算した言葉かけをした方が子供は伸びる。

塾長一言:反省はするべきですが、過度に失敗を責めるのはよくない、ということです。できなかったことをできるようにするためには、何をするべきか、という具体的戦略をアドバイスすることは絶対に必要だと思います。

1位 「結果だけ評価する」

結果だけ評価される子は、良い子でいなければと思うようになる。良い点数を取り続けなければいけないという心的プレッシャーと長く戦わなければいけない。弱い子はカンニングをするようになることも。努力、過程を「よくやったね」と褒めてあげると、次も頑張ろうという気持ちになる。

塾長一言:これも当たり前のことですね。結果ばかり評価しても子どもは伸びません。努力・過程が良かったから結果が良かったのだと褒める。反対に叱る場合でも、努力・過程のどの点が悪かったから結果が悪かったと伝えると良いと思います。

この中のいくつかは、昔のブログ記事でもお話したことがありますね。

これを見てから、「あ!うちにも当てはまる。だからダメなんだ。もう賢くならないな・・・」ではなく、「これからは、少し気をつけてみよう」と意識を変えていくことが大切だと思います。

また、全てこの通りに実行できないと思います。(親のモチベーションも考えて。)あくまで“傾向”ですから、この通り完璧にしようと思わないこと。少しずつ、時に「あ、そういえば、こういう場面ではこうするんだったな」と思いだせるだけでも違います。反省する度に、少しずつ実行、ですね。小さな努力は、目には見えませんが、少しずつ、お子様の心に響いていくものですよ。

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