小学生におすすめの語彙力を鍛える本3選!鍛え方も紹介

小学生におすすめの語彙力を鍛える本3選

お子さんとの会話の中で語彙力の不足を感じ、不安になっていませんか?

今は、ほとんどの子どもが抱えている「語彙力不足問題」。

身の回りにある言葉はわかっていても、普段あまり触れることのない言葉が自然に増えることはありません。

でも、語彙力アップにおすすめの問題集をやってみたけれど、うまくいかないという方もいるのでは?

ここでは、語彙力アップで失敗する原因や語彙力を鍛えるおすすめの本、そして具体的な本の使い方までご紹介します。

目次

語彙力を鍛える習慣を身につける

語彙力不足を解決するためのおすすめの教材として、様々な問題集があります。

それらに取り組むこと自体は悪くないのですが、うまくいかない場合もあります。

その原因は何なのでしょう?

問題を解いたり、書いたりするのには時間がかかります。

かけた時間に対して語彙数が少ないので、成果として感じにくいのだと思います。

本当は問題を解いたり、書いたりできればよいのですが、時間がかかるとなかなか続きません。

また「勉強」として取り組もうとすると、やらなきゃならないノルマと感じて、楽しく身につけられないのもあるでしょう。

長く続けるためにも、おすすめなのは「読むだけ」にすることです。

これだけでも効果があります。

記憶するためには、5感をフルに活用すると良いと言われていますが、目で見たものを口で言って、それを耳で聞くことで記憶に残りやすくなるのです。

読むだけ!語彙力アップにおすすめの本3選

1.頭がよくなる!寝るまえ1分おんどく366日

頭がよくなる!寝るまえ1分おんどく366日

この本は、字が読めるようになる3・4歳くらいから始められ、読んでいるうちに本好きにもなります。

名作だけでなく、短歌や俳句、古典、ことわざ、四字熟語、慣用句、早口ことばなど色んなジャンルの文章を読むことができます。

長く続けるためには、短時間で読めることが重要です。

寝る前である必要はありません。

勉強の後の1分、食事の後の1分など、ちょっとした隙間時間、決まったタイミングで取り組むことをおすすめします。

「いつでも良いから空いた時間」で取り組もうとすると、読むのを忘れるなどして3日坊主で終わります。

「366日」となっていますが、各ページに日付を3回書けるようになっていますので、年少~年長あたりまで使用できる本となっています。

最初は、しどろもどろに読みますが、読んだ後にもう一度親御さんがお手本として読んであげると読みやすくなります。

わからない言葉があれば教えてあげてください。

次に、本当は「10才までに覚えておきたい ぴったりことばさがしブック」の方が詳しくて一番におすすめしたいのですが、既に廃刊となっているため別の2冊をご紹介します。

選んだポイントは、以下のように「類語辞典」として使えるか、という点です。

  • 同じ意味の言葉をまとめている
  • 言葉の言い換えがわかる

おすすめの本以外でも構いませんが、本の中身を見て判断してみてください。

2.「伝える力」が伸びる!12歳までに知っておきたい語彙力図鑑

「伝える力」が伸びる!12歳までに知っておきたい語彙力図鑑

「12歳までに知っておきたい」と書いてありますが、12歳までに全部知っていたらすごいです。

この本の良い点は、「感情に関する語の言い換えがまとめてある」ということです。

例えば、「やばい」「すごい」「うざい」といった言葉を言い換えると、

  • 「やばい」:危険、危うい、驚異的、最高、素晴らしい
  • 「すごい」:極めて、すさまじい、並外れる、はなはだしい、圧倒的
  • 「うざい」:げんなり、うんざり、うっとうしい、煙たい、わずらわしい

といった風に出てきます。

活用方法

感情基礎語だけでも構いません。見開き2ページくらいが1回の目安です。

  • 国語辞典のように、いつでも手の届くところに置いておく。
  • 5分程度の隙間時間で毎日取り組む。
  • 前から順に取り組む必要なし。適当に開いたページを読む。
  • 出てくる言葉を音読する。意味や例文も全て音読。
  • 読んでもわからないことは教えてもらう。
  • 1回でもOK。できれば2,3回読む。

3.小学生のための ドラえもん 読解力をつけることば図鑑

小学生のための ドラえもん 読解力をつけることば図鑑

言葉が比較的易しいものが多い、小学校低学年向けの本です。

こちらも最初に類義語がまとめてあります。

例えば、「怒る」の仲間として「むかつく」「腹が立つ」「かっとなる」「しかる」「いきどおる」「頭に来る」「とがめる」「いまいましい」「かんかん」「かちんと来る」「しゃくにさわる」「八つ当たり」が挙げられています。

それ以外にも、生活に関する言葉や反対語、同音異義語、慣用句、ことわざなどもあります。

活用方法は、2冊目で紹介したものと同じです。

テストでも使える音読学習

音読の習慣は、中学生でも役に立ちます。

教科書を音読することは非常に基本的な学習であり、定期テスト対策としても実際に行っている人は多いとは思いますが、実は入試における自由英作文でも大いに役立ちます。

朝日高校の独自入試の英語では、最後の長文読解の問題の中で自由英作文が出題されています。

自由英作文は、フレーズや文を覚えていれば自分の考えを英文で表現しやすくなります。

当然中学校レベルの英文で構わない訳ですから、わざわざ自分の考えに合わせて教科書レベルを超えた英単語やフレーズを覚える必要はないのです。

サンライズの音読方法は、色々とルールがありますが、その通りにやれば、英単語、リスニング、英文和訳、そして英作文の力がアップします。

音読は、語彙力アップのためだけでなく、定期テスト対策や入試対策にもなる!と思いながら、やってみましょう。

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