勉強ができる子になる3つの力と育て方
どう子どもを育てるか。身に付けたい3つの力
岡山朝日受験専門進学塾サンライズ塾長です。
今回は勉強ができる子になるために身に付けたい3つの力についてお話します。
まず一つ目の力は「自信」です。
環境の変化にもへこたれず、前向きな姿勢で「自分はできる」と思えるような子どもに育てられたら、子育ては90%以上成功していると考えていいかもしれません。
では、子どもはどうやって自信を身に付けられるかというと、ほとんどが成功体験に基づいています。
特に自分の意思で取り組んだことに成功した場合は大きな自信に繋がります。
従って、親は子どもの自主性を尊重するべきです。
逆にやってはいけないのが過干渉。
過干渉は子どもの行動を制限し、やる気を奪ってしまいます。
他人種が働く環境が当たり前の時代に
勉強ができる子になるために身に付けさせたい二つ目の力は「考える力」です。
これは「自分の判断で人生を切り開いていくための力」でもあります。
そして三つ目が「コミュニケーション力」です。
今は答えのない問題にどう取り組むかが問われる時代です。
日本と世界の教育を比較すると、日本では数値で評価できる技術や能力【ハードスキル】を重視します。
一方、世界は【ソフトスキル】です。
これは「自己と対人関係に関するスキル」のことで、明確に数値化することはできません。
しかし、答えのない時代に必要とされているのはこのソフトスキルなのです。
現代はグローバル化の時代で、今後さらに多様化が進んでいきます。
一緒に仕事をする人が、人種が違ったり、宗教が違ったり、習慣が違うことが当たり前のようにある。
そんな環境でうまく立ち回っていくためには、コミュニケーション能力が最も重要になってきます。
コミュニケーション能力がなければ、意思の疎通ができないし、人間関係が作れない。
結果、仕事はスムースに運びません。
では、子どもたちにコミュニケーション力を身に付けさせるにはどうしたらよいのでしょうか。
子どもは褒めて伸ばす。否定は自尊感情を潰すことに
コミュニケーション力をつけるためのポイントは以下の4つ。
- 笑顔で挨拶をする。
- 相手の目を見て話す。
- 自分の考えを正確に伝える。
- 人の話を最後まで聞く。
これらは全て当たり前のこと、人付き合いのルールです。
しかし、ルールだからと子どもたちに叩き込むのは逆効果です。
日頃の生活において親が手本で示すのが、一番効果があるようです。
ここまで紹介した3つの力を養うのに共通して言えることなのですが、子どもはやはり褒められることで伸びます。
逆にやってはいけないのが、否定、命令、急き立て、けなし、比較、突き放しです。
くどくどねちねちも、子どもの能力を潰しかねませんので気を付けてください。