我が子をグローバル人材に育てるために親がすべきこと

 

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グローバル人材とは何か?

「グローバル人材」と聞いて、皆さんはどんな人物像を思い浮かべますか?

英語がペラペラで世界中を飛び回っているビジネスマン・・・

そんな声が聞こえてきそうですね。

確かに最低限、英語が話せなければ外国の方とコミュニケーションをとりながら仕事を進めるのは難しいかもしれません。

でも本質はそこではなく、異なる出身地や文化的背景、生活習慣を持っている世界の人々と理解し合い、物事を判断していく力を持っている人を、「グローバル人材」と呼ぶのだと、私は考えています。

具体的には、日本を基点にするのではなく、広い視野を持って世界規模で物事を考えられる人を指します。

そのためには、日本と世界の違いを知り、多様性への深い認識を持つことが大切です。

グローバル精神を養うには何よりも教育が大事

目を向けるべきは、日本の常識は当たり前ではない、ということ。

「世界ではどうか?」という目線を常に持つことが大切です。

そのためには子どもを育てる環境こそが重要が要素となってきます。

ここでいう環境とは、つまり教育のこと。

昔と違って、今は選択ができる時代です。

小学校の段階から受験をして選ぶこともできます。

小学校の選択、中学校の選択、高校の選択。

学校選びにおいて昔よりも今の方がより多くの選択肢があるので、どの学校でどんな教育を受けられるのか、情報を集めて検討を重ね、一番適切な環境を選ぶことができます。

18歳までは積極的に子どもに関わりましょう

私が塾生の保護者の方に常々お伝えしているのは、「お子さんが18歳になるまでは、ある程度口出しをしましょう」ということ。

ここ言う口出しとは、「こうしなさい!」ではなく、「どうしたい?」「どう思う?」という問いかけを続けていくことです。

高校生になったらもう安心、とばかりに急に手を放してしまう親御さんは少なくなりませんが、経験も少なく知識もない子どもに全部任せる、というのは辛いものがあります。

子どもというのはとても視野が狭いのです。

その中で選択せよ、というのがそもそも無理なのです。

特に学校選びについては、子どもの一存で決めさせるべきではありません。

かと言って一方的に、「あなたはこの学校に行きなさい」と決めつけるのもNGです。

日頃から話し合いができる関係を作って、その上で将来何をしたいか、そのためにはどんな学校で学ぶべきか、その学校に入るためには今何をすべきか、という風に、進路についての話し合いを重ねていきましょう。

グローバルな視点も、親との対話によって長い時間をかけて育まれていきます。

ご家庭ではTVを見ながらでもいいので、一つのトピックについて「どう思う?」「なぜそう思う?」という問いかけを、親御さんからしてください。

見聞したことを通じて自分で考えることこそが、興味の対象を広げ、多様性を理解するための第一歩になります。

小崎 高寛

県立岡山朝日高校受験に特化した進学塾サンライズ塾長。岡山県岡山市出身。岡山市北区に2005年3月開塾。「算数・数学徹底塾」に変わり、最も得意な上位層対象、難関高受験に特化した「岡山朝日高校受験専門塾」に至る。1歳児から高3までを対象とし、自主自律をモットーに、難関大学受験を見据えた指導、幼児~高校を通じて生涯役立つ「考える力」「自学力」を伸ばす。以来、中3の大半が岡山朝日高校に合格だけでなく、大学進学でも東大・東工大・阪大・名古屋大・九州大・岡大医学部医学科・慶應大・早稲田大など超難関国立大・有名私立大の合格実績を残している。「自学力の育て方」(KADOKAWA)など3冊を共著出版。塾長・講師ともに全員岡山朝日高校出身。岡山中央小学校、岡山中央中学校出身。

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