宿題に追われている人へ
宿題(課題)の締め切り前にならないと、なかなか動けない子はいます。
早めにやればいいのですが、後回しにして、結局は時間がかかりすぎるのです。
これは、一部の人に限った話ではないです。
むしろ、面倒なことは後回しにする人は多いと思っています。
ですから、当塾の方針として、後回しにする性分を習慣づけによって改善するようにしています。
課題やテスト対策の日程は、ある程度塾が指定をして、それに間に合わせるように子どもたちに指示をしております。
例えば、1学期期末テストが1か月以上先に関わらず、テスト対策の課題は、早目に設定し、段階を追って、完成度を高めていくわけです。
英語検定や漢字検定の対策にも時間が必要でしょうから、それも考慮して期限を決めております。
ある程度、子どもの自主性に任せながらも、裏では塾がガイドを示して、子どもたちを引っ張っているのです。
しかしながら、「裏で引っ張っていく」こちらの真意をきちんと理解していなければ、思惑どおりに事が進まないことがあります。
もちろん、こちらからもそれを伝えていく必要があるのです。
さて、なぜ、1カ月以上前からテスト対策を実施するのか。
モチベーションアップをするためには、まず、目標が必要です。
マラソンに例えます。
あなたは、予めゴールがどこかを分かって走るのと、ゴールがないのに、走り続けるのとでは、どちらがやる気が出ますか?
当然、ゴールがある場合、ですよね。
ですから、モチベーションを維持するためには、何が目標なのかを明確にしなければなりません。
これがないまま勉強をしても、いずれ力尽きるのは明らかです。
しかしながら、目標があれば、必ずモチベーションが上がるかと言えば、そうではない場合もあります。
あまりにも現実的でない目標や遠すぎる目標、他人が決めた目標に対しては、モチベーションは上がりにくいです。
「遠すぎる目標」というのは、時間的に遠い目標という意味です。
中1や小学生に対して、「高校受験に向けて頑張ろう!」といくら言ったところで、子どもたちはピンとこないのです。
ですから、まずはロングターゲット=長期目標を決め、次にショートターゲット=短期目標を決めるのです。
中1であれば、1学期期末テストや、英検・漢検、6月模試などです。
これらのテストで、どれだけの点数を目指すのか、これがショートターゲットになります。
当塾の塾生のように、高い志を持っているのであれば、当然ショートターゲットもハードルが高いものになるでしょう。
決まったら、それらの目標をクリアするために、学習計画を立てる必要があります。
いつ、何を、どれだけやればよいのか、できるだけ詳しく書いてください。
そうすれば、おのずと一か月前から対策をしなければいけないことに気づくはずです。
塾長は、先を読み、計算したうえで、子どもたちに指示を出しています。
つまり、私が言いたいのは、「塾長の言うとおりにやれば、必ずうまくいく!だから、信じてついてこい!」ということです。