雪は、上空で、水が凍ってできると思っている人が多いようですが、
実は、違います。
上空では、気圧が低いため、凝固点が下がり、
およそ-20度位で氷になります。
しかも、雪は、水蒸気が水にならず、
いきなり氷になってできるのです。
これを昇華と言います。
昇華とは、気体が固体になる、
あるいは固体が気体になることを指します。
ドライアイスがそうですね。
ちなみに、雪の結晶を見たことがありますか?
テレビや、本などで見たことある人もいるでしょう。
多くは、六角形で、規則正しい形をしています。
なぜ、あんな形になるかというと、
水の分子の構造に原因があるのですが、
さすがに難しい話になるので、割愛。
あ!奇麗だからといって、絶対に食べたらダメですよ!
雪ができるには、雪の核となる氷晶核が必要なのですが、
その核になるのが、上昇気流によって舞い上げられた
土などの塵なのです。
ですから、雪は、実はとっても汚いってことですね。
後、よく子どもたちから質問されるのは、
「雪はなぜ白いの?」ということです。
雪は、氷でできていますから、当然、透明のはずですよね。
でも、白い。
これは、雪の結晶の中に、空気を含んでいるため、
乱反射が起こり、白く見えるのです。
ガラスを粉々にしたら白くなったり、かき氷が白いのと同じ理由です。
そういえば、大学の化学の問題で、
「なぜ、海の水は青く見えるのか?」
という問題が出たのを思い出しました。
化学って面白いですね。