helpではなくassist
「assist」の意味は「助ける」ですが、似たような意味を持つ単語に「help」があります。
でも、assistとhelpには、私は大きな違いがあると思います。
例えば、helpは、
「まったく、勉強のできない困った子だから、何とかしてあげなくちゃ」
つまり、主役は親(または先生)なのです。
一方、assistは、
「子供の能力を引き出すには、どうサポートできるか」
主役は子どもです。
子どもを肯定的にみるか、否定的に見るかの違いは、とても大きく影響します。
help型なら、「問題集の3番と5番をやりなさい」などと一方的に指示して、できないと、「まだわからないのか」とヒステリックにののしり始めます。
assist型なら、できない問題があっても、「どうやったら、できると思う?」と子どもに問いかけ、自分の頭で考えさせ、ヒントを与えます。
そこには、子どもとの会話が成り立つ信頼関係があります。
その結果、成績が上がれば、子どもは、「自分でやった」という思いがあるので、充実感や達成感を実感でき、「もっとやって、喜ばせよう」と努力するのです。
だからこそ、assist型で子どもと関わり、自主性を伸ばしてあげたいな・・・と、思うのです。