多読について

 

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多読について

【多読】とは

英語力アップの方法として注目されています。

多くの本を読むことで、英語の文章を大量にインプットする学習法です。

文法、語彙力がなくても、絵本に始まり、徐々にレベルを上げ、読んでいく中で自然と語彙力を身に付けていく・・・。

英語を習得した人の多くは、大量の英文に接することによって英語を身に付けています。

英語を身に付けるならコレ!という「究極の勉強法」のようです。

私も、多読は読解力を身に付けるには最適と考えています。

多読が成果の上がらないわけ

じゃあ多読さえやれば、誰でも英語が習得できるのか、というと違います。

意味の分からない英文をいくら沢山読んだところで、全く効果が出ないのです。

おそらく、少し読んで挫折してしまうでしょう。

英語でなくて、別の言語で考えてみてください。

アラビア語で書かれた文章を沢山読んで、自然とアラビア語がわかるようになると思えますか?

普通は、1つも読めないで終わりますよね。

日本語は、読むときにそれを音声化して脳でイメージできます。

でも、アラビア語では、何もイメージできない・・・。

英語は・・・?

そう、その前に必要なことがあるのです。

多読の前にすべきこと

そもそも、音声化できないと読めないんですよね。

ですから、まずは「読む」力を身に付ける必要があります。

皆さんは、国語の宿題で音読をやったことがあると思います。

声に出して読む。

これを素読と言いますが、ひたすら英文を声に出して読むのです。

中学レベルでOKです。

内容を理解する必要はありません。

大量にインプットすることによって、英語を英語で理解する回路を作るのです。

これができるようになってから、多読をすると、英語の理解力が向上します。

「素読をやってから、多読をする」

ぜひやってみてください。

小崎 高寛

県立岡山朝日高校受験に特化した進学塾サンライズ塾長。岡山県岡山市出身。岡山市北区に2005年3月開塾。「算数・数学徹底塾」に変わり、最も得意な上位層対象、難関高受験に特化した「岡山朝日高校受験専門塾」に至る。1歳児から高3までを対象とし、自主自律をモットーに、難関大学受験を見据えた指導、幼児~高校を通じて生涯役立つ「考える力」「自学力」を伸ばす。以来、中3の大半が岡山朝日高校に合格だけでなく、大学進学でも東大・東工大・阪大・名古屋大・九州大・岡大医学部医学科・慶應大・早稲田大など超難関国立大・有名私立大の合格実績を残している。「自学力の育て方」(KADOKAWA)など3冊を共著出版。塾長・講師ともに全員岡山朝日高校出身。岡山中央小学校、岡山中央中学校出身。

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