やる気が出ないのは、やりたくないからです」なんて言われると、
「そんなの当たり前だ!」と思われるでしょう。
中には、「それを何とかするのが塾の仕事だろ!」と
(言われたことはありませんが)思っている人もいるのでは?
入塾時に、親御さんがよく言うことは、
・うちの子は勉強しない。
・うちの子はやる気がなく、私が見ていないと自発的に勉強しない
・うちの子はケアレスミスが多い
・何も話してくれないし、子どもが何を考えているのかわからない
・集中力がない
この中のいずれかにほぼ当てはまります。
もしかすると、自分のお子さんには、
どれもが当てはまるように思えませんか?
特に「うちの子はやる気がない」というお母さんは多いです。
でも、ほとんどの子どもは、テレビを見たり、ゲームをしたり、
マンガを読むことは大好きです。
やる気まんまんなのです。
実は、ほとんどの子は元々やる気がないわけではなく、
「やりたくないことにはやる気がない」だけなのです。
「大人になったらケーキ屋さんになりたい」などと、
小学生なら、子どもらしいことを言います。
そんなとき、「何を馬鹿なことを言っているの!
勉強して大学に行きなさい」と頭から否定し続けると、
子どもは、「何を言っても無駄だ」とか
「どうせ怒られるから何も言わないようにしよう」と思い始めます。
こうなると、危険信号ですよ!
やりたいこともどうせ理解してもらえない、とあきらめてしまうと
頑張ってみようというチャレンジ精神までなくなっていき、
自主性の乏しい子どもになってしまうのです。
「単に、やりたくないことにやる気が出ないだけ」
と思える広い心を持ちましょう。
そして、勉強以外の「やる気」についても、楽しんで聞いてあげましょう。