やる気が出ない理由とその対処法

やる気が 出ない・・・

「うちの子、どうして勉強にやる気が出ないの?」と感じたことはありませんか?

特に小学生の子どもを持つ親として、勉強に集中できず、何か別のことに気を取られている姿を見ると、ついつい心配になってしまいます。

子どもが成績を伸ばし、将来の目標に向かって頑張る姿を見たいと思うのは、親として自然なことです。

しかし、やる気を無理に引き出そうとしても、逆効果になることが多いです。

子どもが本当にやる気を持つためには、親としてどう向き合い、どのようにサポートすべきなのでしょうか?

今回は、やる気が出ない理由と、その対処法について考えてみたいと思います。

目次

やる気が出ないのは、やりたくないから

「やる気が出ないのは、やりたくないから」と聞くと、「それは当たり前だ」と感じるかもしれません。

実際、入塾前の面談時に親御さんがよく言う悩みは次のようなものです。

  • うちの子は勉強しない
  • やる気がなく、監視の目がないと自分からは勉強しない
  • ケアレスミスが多い
  • 何も話をしてくれず、何を考えているのかわからない
  • 集中力がない

このどれか、あるいは複数に当てはまるという親御さんも多いでしょう。

特に「うちの子はやる気がない」と感じているお母さんは少なくありません。

でも、テレビを見たり、ゲームをしたりすることには夢中でやる気があるように見えることはないでしょうか?

実は、多くの子どもは「やりたくないことにやる気が出ない」だけなのです。

子どもは好奇心が旺盛で、自分の好きなことには全力で取り組みます。

たとえば、「大人になったらケーキ屋さんになりたい!」と言うこともあるでしょう。

そんなとき、親が「何を言ってるの、勉強して大学に行かなきゃ」と頭ごなしに否定してしまうと、子どもは「何を言っても無駄だ」と感じてしまいます。

そして、やがて「どうせ怒られるなら何も言わないほうがいい」と考えるようになります。

こうなると、自分のやりたいことを話すことさえ諦めてしまい、挑戦しようという気持ちや自主性が失われてしまいます。

だからこそ、まずは「やりたくないことにやる気が出ないのは当然」と受け止め、勉強以外のやる気にも耳を傾けてみましょう。

子どものやる気が引き出されるきっかけは、実はそういった些細な会話の中にあるかもしれません。

感性を大切にする

最近では、「やる気がなく、無気力な子が増えている」という声を耳にすることが増えました。

やる気が出ない理由については、「やりたくないから」とお伝えしましたが、無気力な子どもたちの場合は、さらに深刻です。

彼らは「こうしたい」という思いを持つこと自体が難しくなっているのです。

これは、頭の中で「思ったこと=できる」という回路がうまく働いていないためです。

その結果、「私はこうしたい」という考えや目標を思い描くことすらできなくなってしまいます。

子どもにとって「こうしたい」という願望や目標は、無理に考えさせるものではありません。

それはどちらかというと、感性に関わる問題です。

感性が豊かであれば、自然とやりたいことが浮かんでくるのですが、その感性が鈍ってしまうと、どんなに効率的な勉強法や方法論を教えても、効果が出にくくなります。

「こうしたい」と心から感じる力、つまり感性を大切に育てることが、実は勉強や成長の鍵なのです。

そこで、親御さんもぜひご自身で感性を磨く練習をしてみてください。

例えば、「あの映画が見たいな」「評判のレストランに行ってみたい」といった、小さな望みでもいいので、これまでにやってみたいと思っていたことを20個書き出してみましょう。

そして、そのリストを持ち歩き、時間ができたときにふと見返すのです。

すると不思議なことに、意識するだけで「これならできるかも」と思えることが増えてきます。

1~2週間もすれば、その中のいくつかを実現できている自分に気づくはずです。

この感覚は、子どもにとっても同じです。

まずは小さなことから始めてみましょう。

「早起きする」

「寝る前に明日の準備をする」

「元気よく挨拶する」

など、シンプルな目標で構いません。

これを子どもと一緒に紙に書き出し、できたことをチェックしていくと、次第に「できた!」という喜びがやる気へとつながります。

自分の思ったことが実現できるという経験が、子どもの自信を育て、次の挑戦への意欲を引き出すのです。

感性を大切にしながら、「やりたい」という気持ちを引き出してあげること。

それが子どものやる気と成長を支える大きな力になるのです。

朝日高校に合格するための動機付け

どんなに頭が良くても、どんなに真面目でも、最終的には「勉強に対して意志を持って取り組む人」には勝てない、とよく言われます。

良い成績が出ないのは、勉強しないから。

そして、勉強しても成績が上がらないのは、そのやり方が適切でないからです。

しかし、根本的な問題として、「本人のやる気次第では?」と思う方も多いのではないでしょうか。

確かにその通りです。

では、やる気が自然に出るのをただ待つべきなのでしょうか?

私は、やる気が勝手に湧いてくるのを待つだけでは不十分だと考えています。

やる気は、外的な要因や周りのサポートがきっかけで引き出されることが多いのです。

尊敬できる大人との出会いや、将来の夢を持つこと、さらには行きたい学校が見つかることなどは、すべて子どもがやる気を持つための大きな要素です。

しかし、そのきっかけは、周りの大人たちが意識的に提供できるのではないでしょうか?

朝日高校を目指す子どもにとって、その動機付けは特に重要です。

高校受験は大きな壁のように感じるかもしれませんが、「自分がなぜこの学校に行きたいのか」を明確にすることが、勉強に対する姿勢を大きく変えます。

朝日高校に通いたい理由が、「友達が行くから」「親が望んでいるから」ではなく、「自分の将来に役立つ学校だから」「行ってみたい部活や学びたい分野があるから」という、内面的な動機に基づくものなら、やる気は自然と高まります。

では、子どもにどのようにそのやる気を引き出してあげられるでしょうか?

まずは、親として、子どもの興味や好奇心を刺激するような体験を提供することが大切です。

例えば、勉強以外の分野での成功体験を積ませたり、さまざまな職業や未来の可能性について話し合うことも良い方法です。

子どもが将来の夢や目標を持つようになれば、「その夢を実現するためにはどの学校に行けばいいのか」「どんな知識が必要なのか」と、自ら考え、行動するようになるでしょう。

また、子どもに学びたいという気持ちを持たせるために、知的好奇心をくすぐるような機会を与えることも効果的です。

例えば、興味のある分野の本や映画、ドキュメンタリーを一緒に見たり、実際にその道で活躍するプロフェッショナルの話を聞く機会を作ることができます。

こうした経験を通じて、子どもは「この分野をもっと知りたい」「この道を究めたい」という気持ちを持ち、朝日高校に進学することがその第一歩だと気づくようになるかもしれません。

結局のところ、朝日高校に合格するための一番の鍵は、子ども自身が「この学校に行きたい」と心から思うことです。

そのために、親としてできることは、子どもが自分の未来にワクワクし、そのために努力することが楽しいと感じられるように、さまざまなきっかけを提供することです。

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