2019年度岡山県公立高校入試分析「数学」

 

高校受験

岡山県の公立高校入試分析シリーズ。

まずは数学から。

今年の入試の特徴は、以下の3点。

・設問はほとんど空所補充である。

・テーマ性のある問題は大問3のみ。

・入試典型問題が多い。

難易度は、昨年と比べてあまり変わらず。

文章量は多めである。

設定が凝った問題が特徴的であるが、設問は誘導形式になっているので比較的解きやすい。

平均点は60.7点。

実は岡山県の数学は、3年連続、全国で3番目に高得点。

しかも、今年の数学は、過去10年の中で最も高い。

超難問がないからだ。

基本問題(正答率60%以上)は17問あり、配点は36点。

標準問題(正答率10~60%)は12問あり、配点は28点。

難問(正答率10%未満)は、2問しかなく、6点の配点である。

気になるのは、大問1の⑦。

2点を通る直線の式を求める問題。

正答率がなんと60.0%!

ありえない!

低すぎない?

これは解けないとまずい。

典型問題は絶対に落としてはならない。

特に大問1、2と後半の大問の①は確実にできるように。

難易度の高い問題で周りと差をつけられないようにしなければならない。

定番の方程式と関数は、典型問題中心に解きまくる!

高得点を取りたいなら、難度が高めの平面図形を攻略すること。

文章題が独特ではあるが、基礎力があれば解けない問題ではない。

以上を参考にベストを尽くそう!!

※この記事は「岡山県公立高校入試」についてです。

朝日高校は独自入試となります。

小崎 高寛

県立岡山朝日高校受験に特化した進学塾サンライズ塾長。岡山県岡山市出身。岡山市北区に2005年3月開塾。「算数・数学徹底塾」に変わり、最も得意な上位層対象、難関高受験に特化した「岡山朝日高校受験専門塾」に至る。1歳児から高3までを対象とし、自主自律をモットーに、難関大学受験を見据えた指導、幼児~高校を通じて生涯役立つ「考える力」「自学力」を伸ばす。以来、中3の大半が岡山朝日高校に合格だけでなく、大学進学でも東大・東工大・阪大・名古屋大・九州大・岡大医学部医学科・慶應大・早稲田大など超難関国立大・有名私立大の合格実績を残している。「自学力の育て方」(KADOKAWA)など3冊を共著出版。塾長・講師ともに全員岡山朝日高校出身。岡山中央小学校、岡山中央中学校出身。

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