目標を立てるときに重要なことは、なるべく具体的にして、
その目標が達成できたら〇、
できなかったら×をつけられるくらいに明確にすることです。
「もっと積極的になる」「毎日家で勉強する」
という目標では抽象的で、子どもが実際の行動に移しにくいですし、
本当にできたかどうか評価もできません。
子どもが、「もっと積極的になる」と言えば、
「積極的ってどういうことかな?」と聞いてみてください。
すると子どもは、
「大きな声で挨拶すること」
「自分から発言すること」
「言われる前にやること」
「自分から話しかけること」
などと言うはずです。
人によって「積極的」の具体的イメージは違うのです。
さらに、ここでのもう一押しが大切です。
「大きな声ってどのくらい?」と返すと、
「いつもの2倍の大きな声で」と答えたら、しめたもの。
目標が具体化され、明確になることで、現実性が増していきます。
同様に、「毎日たくさん勉強する」ではダメです。
もっと噛み砕くことが大切なのです。
「夜7時半になったら2時間机に向かう」
というくらい目標を具体化する必要があります。
そして、目標は必ず紙に書かせ、目立つところに貼ることも大切です。
子どもに繰り返し目標を意識させることで、着実に効果が上がります。
そして、目標通りにできたときには、
少し大げさなくらい褒めてあげて下さい。
ここが最も重要なポイントです。
お母さんの笑顔と、「よく頑張ったね」の一言が、
「やればできるんだ」という達成感となって積み上がり、
子どもはより積極的に物事に取り組みます。