たとえ、答えがあっていても、それが本当にわかっているのかは、質問すればわかります。
「どうしてこの答えになったの?」
説明できないとわかったことには、なりません。
わかっている子はきちんと説明できます。
「できる子」と「できない子」の違いは、明白。
勉強の仕方が違うから。
“やり方”がわかった子は、大きく伸びます。
サンライズの考える力の伸ばし方。
それは、「なんで?」と問いかけること。
本当にわかっていれば、小1の子でも答えられます。
みんな、聞かれるのは分かっているので、真剣に説明を聞くし、真剣に考えようとします。
そりゃあ、勉強ができるようになりますよ。
よく言われること。
「たった一度しか、指導していないのに、よく子どもの性格や不得意な点がわかりますね。」
それは才能でもなんでもなく、指導者なら当然です。
体験授業に来てくれる子どもの性格を瞬時に見抜けなければ、何もアドバイスできないまま終わってしまいます。
塾長は、いつも一度で見極めます。
この力は、経験と努力でしか、生まれないでしょう。
「わかった」ってどういうこと?
国語の読解問題をいくら解いても結果に繋がらない場合があります。
当然ながら問題は本文を読んで答えるのだから、本文にその答えとなる根拠が存在します。
自分の解答が間違っていたからと、正しい答えを書いてOK!と満足してしまってはいませんか。
なぜその答えにたどり着くのか、説明ができるでしょうか。
理解できている生徒は、迷わずできるはず。
説明ができないということは、根拠や理由がわかっていないということです。
わかっていないまま、いくら解いても結果につながる可能性は低いです。
国語に限らず、多くの生徒は「わかった」の基準が低いです。
・答え合わせをして正しい答えが何かわかった。
・解説を読んだからわかった。
・授業を受けたからわかった。
など。
「わかったつもり」になってしまうのです。
だから、本当に理解したというレベルにまで上げないと、いつまでも「自学力」が備わらないままなのです。
私の思う「本当に理解した」かどうかの判断は、「人に説明できるかどうか」。
言葉の意味、解き方、正解と不正解の違いやそう判断できる理由など、完璧な説明でなくても相手に伝わればOK。
我が子がわかっているかどうかは、聞けばわかります。
「なぜその答えになるの?」「なぜその答えは間違っているの?」「どうやって解いたの?」「これはどういう意味?」
うざい、しつこいくらいでいいですよ。
それを嫌がっているということは、わかっていないことを突っ込まれたくないから。
わかっている子は案外嫌がらりません。
むしろ得意げに説明してくれるでしょう。
質問しても子どもが嫌がらない環境づくりも大切ですね。
わかったかどうかを説明させることによって判断していきましょう。
「わかっているかどうかを自分で判断するコツは、『人に説明できるかどうか』なんだよ。」
と繰り返し伝えてください。
すると、ある問題にぶつかるかもしれません。
「なかなか先に進まない」問題です。
問題を解いて、答え合わせは終わっているのに、そこからじっと固まっていませんか。
なぜか。
「どうやって説明したらよいかわからない」からです。
これ、とても良い傾向なんです。
本当に理解できているかどうか、チェックをするところまではやっているわけです。
でも、どう考えても説明ができない。うまく説明できる自信がない。
ここで気付いて欲しいのは、このことこそが「本当はわかっていない」ということを知るということ。
でも、いくら考えても調べても解決しないならどうするか、それは簡単です。
質問すればいいんです。
全てにおいて質問がないなんて普通はないということ。
中には理解できていないことも必ずあるはず。
子どもにドンドン質問してもらい、ドンドン答えてあげれば、演習量は少なくてもおのずと結果は出てきます。