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大学入試はもう始まっている:早期から「学びの感度」を高める方法

日本の教室で中学生たちが真剣に学び、40代の男性教師が穏やかに話しかけているリアルアニメ風イラスト。柔らかな自然光が差し込む中、温かい雰囲気の学びの場が描かれている。

「大学入試なんてまだ先の話」――
そう考えているご家庭は少なくありません。
しかし、教育の現場にいると、私ははっきり感じます。
大学入試は、高校に入ってからでは遅い。

もちろん「勉強を早く始めなければいけない」という意味ではありません。
むしろ大切なのは、学びの感度を早い段階から育てておくこと。
つまり、知識をただ覚えるのではなく、
「どうして?」「なぜ?」と問いを立てながら、
世界をつなげて理解していく感覚です。

この“感度”の差が、後に大きな学力の差となって現れます。


目次

大学入試は“高校から”では遅い理由

大学入試改革以降、求められる力は大きく変わりました。
知識を単に再現するだけでなく、自分で考え、整理し、発信する力が問われています。
特に国公立大学の共通テストや総合型選抜では、
「思考力・判断力・表現力」が重視されるようになりました。

しかしこの3つの力は、短期間では身につきません。
高校からいきなり鍛えようとしても、根が育っていないと伸びにくいのです。

思考力や読解力は、小学生のころからの日常の“言葉との関わり方”や“体験の質”によって形づくられます。
たとえば、

  • ものごとを筋道立てて話す力
  • 他人の考えを理解し、自分の考えと比べる力
  • 知識を組み合わせて新しい視点を生み出す力

これらは、単発の勉強法では育ちません。
日々の積み重ねの中で、「考え続ける習慣」があるかどうかが分かれ道になるのです。


学びの感度とは何か?

「学びの感度」とは、知識を“点”ではなく“線”として捉えられる力です。
「これとあれは関係している」「この出来事の背景にはこういう理由がある」と、
知識同士をつなげて考える力。

たとえば、ニュースで“地球温暖化”という言葉を聞いたときに、
理科で習った二酸化炭素の性質を思い出す。
社会で学んだ国際問題と結びつけて考える。
この「つながりを感じ取る力」こそが、学びの感度です。

感度の高い子は、学ぶことそのものに喜びを感じます。
なぜなら、世界が自分の中で“つながって見える”からです。


感度の高い子どもの3つの共通点

  1. 好奇心が強い
     身の回りのことに「なんで?」「どうして?」と興味を持つ。
  2. 疑問をそのままにしない
     わからないことを調べたり、人に聞いたりして、解決するまで動く。
  3. 情報を関連づける
     教科の枠を超えて、「これって理科でも同じだね」と気づく。

この3つを自然に行える子どもは、すでに大学入試の土台を築いています。
なぜなら、大学入試とはまさに、与えられた情報を関連づけ、
自分なりの考えを導く力を試す場だからです。


早期から育てたい「問いを立てる力」

では、家庭や塾で何ができるのか。
その答えの一つが、「問いを立てる力」を育てることです。

「どうしてそう思うの?」「もし違う立場ならどうかな?」
そんなやりとりを家庭で増やすだけでも、子どもの思考は深まります。

サンライズの授業でも、教師が一方的に説明する時間は多くありません。
生徒が自分で考え、言葉にする時間を重視しています。
問いを立て、考え、説明する――この一連の流れが、学びの感度を高めるのです。

家庭でも同じです。
たとえばニュースや身近な出来事を一緒に見ながら、
「これってどういう意味だと思う?」と投げかけてみてください。
それだけで、子どもの頭の中に「自分で考えるスイッチ」が入ります。


大学入試が変える“学び方”の常識

かつての入試では、知識の暗記が中心でした。
しかし今の大学入試では、「自分の考えをどう表現するか」が問われます。

英語では、文法よりも内容理解と意見表明が重視され、
国語では読解と要約、論理的記述が増え、
理科や社会でも探究・考察型の問題が主流になっています。

つまり、大学受験とは“知識を活かす入試”なのです。
この流れは高校入試にも波及しており、
岡山朝日高校をはじめとする上位校の問題でも、
「知っているだけでは解けない」形式が増えています。

その対応力を育てるには、
小学生・中学生のうちから考えるプロセスを鍛えることが欠かせません。


未来を見据えた学びの土台づくり

早期教育というと、「先取り学習」を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、本当の早期教育の価値は、知識を先に学ぶことではありません。

考える準備を整えること。
それこそが、未来を見据えた学びの第一歩です。

  • 文章を読んで自分なりにまとめる
  • 図やデータを見て気づいたことを話す
  • 日常の中で感じた疑問を言葉にする

このような体験を重ねていくことで、
子どもは「学ぶ力」を自然に身につけていきます。

サンライズでは、授業中に子どもたちの発言を尊重します。
小さな気づきや疑問を大切にすることで、
学びが“教えられるもの”から“自分で見つけるもの”へと変わっていくからです。


おわりに:学びの感度が未来をつくる

大学入試は、もう始まっています。
それは、高校生になった瞬間に始まるという意味ではなく、
子どもが「なぜ?」と考え始めた瞬間から始まっている、ということです。

勉強は点数のためにするものではなく、
自分の世界を広げるためのもの。

その原点を大切にできる子は、どんな時代になっても伸び続けます。

早い段階で“学びの感度”を育てること。
それが、大学受験にも人生にも通じる力になるのです。

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