成績が伸びる子が家庭でしていること|親が育てる3つの力

「頑張っているのに成績が上がらない」
「塾にも通っているのに伸びない原因がわからない」
このような悩みは、多くの保護者が抱えています。
サンライズでも、中学生・小学生の保護者から同じ相談を毎年いただきます。
しかし、成績が伸びる子と伸びにくい子を長年見てきた経験から言えることがあります。
子どもの学力は “才能” ではなく “家庭で育つ3つの力” に大きく左右される
ということです。
その3つとは、
自信
考える力
コミュニケーション力
この3つがそろうと、子どもは勉強に向かう姿勢が変わります。
そして、この3つは特別な教育をしなくても、家庭でじゅうぶん育てられます。
ここでは、サンライズでの実例を交えながら、家庭でできる実践方法をご紹介します。
子どもの成績が伸びない理由は“家庭での育ち方”にあることが多い

成績が伸びないとき、「やる気がないから」「向いていないから」と考えがちです。
しかし、実はその多くが 学習以前の土台に問題がある状態 です。
例えば、
- 自分にはできないと思い込み、挑戦を避ける
- 少し考える前に「わからない」と言う
- 質問が“答えを聞くためだけの質問”になっている
- ミスを恐れ、考えることより正解を求める
どれも成績そのものではなく、3つの力(自信・思考・コミュ力)の弱さが原因 です。
逆に、3つの力が育っている子は、
- 困っても投げ出さない
- できない理由を自分で探す
- わからない部分を整理して質問できる
- 新しい課題もためらわず挑戦する
といった姿が自然に出てきます。
学力の伸びは、「どれだけ勉強したか」だけでは決まりません。
その前に、勉強を支える心の土台があるかどうかが、とても大きな差になります。
成績が伸びる子が持っている3つの力

ここからは、伸びる子に共通する「3つの力」を具体的に見ていきます。
1.自信:挑戦し続けるための土台
自信は「自分はできる」という感覚ではありません。
本物の自信とは、
“失敗してもやり直せる” と知っている感覚
です。
サンライズでぐんぐん伸びる子は、
- 小さな成功を積み重ねている
- 家庭で認められる場面が多い
- 失敗を必要以上に責められていない
という共通点があります。
成功体験が自信の源
自信を生むのは、親からの言葉よりも 「自分でできた経験」 です。
- テストで以前より点が取れた
- 苦手な問題が解けた
- 字が丁寧に書けた
- 宿題を時間内に終わらせた
小さな成功で構いません。
この積み重ねが、子どもの行動を大きく変えます。
家庭でできること
- できたことを具体的に言葉で伝える
- 子どもの選択を尊重する
- 失敗してもすぐに代わりにやらない
特に、「代わりにやらない」が重要です。
親が手を出しすぎると、成功体験が奪われ、自信の芽が育ちません。
2.考える力:応用問題に強くなる子の共通点
成績上位の子には、考える習慣があります。
すぐに答えを求めるのではなく、問題の意味を整理する力 が育っています。
サンライズでは、質問の仕方を見れば、その子の思考力がすぐにわかります。
- 「わからないから教えてください」
→ 受け身型 - 「ここまでは考えました。この先はどう進めばいいですか?」
→ 成績が伸びる思考型
この違いは、家庭での「問いかけ」で大きく変わります。
家庭でできること
- すぐに答えを教えない
- 考える時間を短く区切ってつくる(2分など)
- 「どうして?」「何がヒントになりそう?」を日常で使う
- 失敗の理由を一緒に言語化する
子どもは、問いかけられると考え始めます。
逆に、教えられすぎると考えなくなります。
3.コミュニケーション力:説明する力が理解を深める
「勉強にコミュニケーション?」
と思われるかもしれませんが、この力は学力に直結します。
たとえば、
- 自分の考えを説明する
- わからない部分だけを整理して質問する
- 人の話を聞き取る
これらはすべて理解力とつながっています。
説明が苦手な子は、
「問題文の意味を正しくつかめていない」
「自分の考えを整理できていない」
という状態になりやすいです。
家庭での会話量が多い子ほど、考えを言葉にする力が伸び、結果として読解力や記述力が伸びるケースはとても多くあります。
家庭でできること
- 「今日はどんなことがあった?」を習慣にする
- 子どもの話を途中で遮らず最後まで聞く
- 目を見て会話する習慣をつくる
- 具体的に褒める:「その説明、わかりやすかったよ」
家庭の会話が、勉強の基礎力をつくります。
家庭で育つ3つの力が成績に結びつく理由
3つの力には、それぞれ役割があります。
- 自信
→ 最後まで取り組み続ける粘りに変わる - 考える力
→ 応用問題に強くなる - コミュニケーション力
→ 文章理解・説明力・質問力が上がる
サンライズで成績が大きく伸びた子を振り返ると、必ずこの3つが整っています。
反対に、伸び悩む子の多くは、勉強量の前に「学びの姿勢」に課題があるケースがほとんどです。
今日からできる “成績が伸びる子の家庭習慣”

ここでは、すぐに取り入れられる具体的な家庭習慣をまとめます。
① 小さな成功を毎日つくる
- プリント1枚
- 漢字1つ
- 計算2問
- 読書5分
小さな達成は、“やる気の火種” になります。
② 子どもの考える時間を守る
わからないと呼ばれても、
すぐに教えず「1分だけ考えてみようか」と伝える。
これだけで思考力が育ちます。
③ ほめるときは「行動」をほめる
- 「考えようとしたところがよかった」
- 「途中式が見やすかった」
行動をほめると、子どもは再現性のある努力をするようになります。
④ 失敗は叱るのではなく一緒に振り返る
失敗は成長の入り口です。
「どうすれば次はうまくいきそう?」
この問いかけが、改善する力につながります。
⑤ 親子の会話を意識的に増やす
短い時間で構いません。
話す内容ではなく、「声を出す習慣」が大切です。
サンライズで見られた“急成長した子”の共通点
・質問の質が変わった子は必ず伸びる
「わからない教えて」から
「ここまで考えたけど、この後はどう進めばいい?」
に変わった瞬間、成績の伸びが始まります。
・家庭での会話量が多い子は読解力が伸びやすい
読解力は家庭環境の影響が非常に大きく、
毎日3分の会話でも差がつきます。
・自信が回復した子は、学習行動が安定する
一度自信を失った子でも、
成功体験を積み直すと行動が変わります。
「できた」が「やろう」につながるからです。
まとめ:成績を決めるのは、家庭で育つ“3つの力”
自信
考える力
コミュニケーション力
この3つは、子どもの学び方を大きく左右します。
そして、これらは家庭のちょっとした関わりで育ちます。
- 小さな成功を積み重ねる
- 考える前に教えすぎない
- 親子の会話を大切にする
どれも、今日から始められます。
子どもの成績が伸び始める瞬間は、特別な勉強法ではなく、家庭の関わり方が変わったときです。
よくある質問(FAQ)
子どもの成績が伸びないのは勉強量が足りないからですか?
原因は勉強量だけではありません。多くの場合、「自信・考える力・コミュニケーション力」のいずれかが弱くなっている状態です。これらの土台が整うと、勉強量が同じでも成果が変わります。
3つの力(自信・考える力・コミュニケーション力)は家庭でも育てられますか?
十分に育てられます。小さな成功体験を作る、考える時間を守る、親子の会話を増やすといった日常的な関わりが、3つの力を大きく伸ばします。
「考える力」が弱い子に家庭でできることはありますか?
すぐに答えを教えず、「何がヒントになりそう?」など軽い問いかけをすることで、子どもは自分の頭で考える習慣を身につけます。短時間の思考でも効果があります。
家庭での会話が成績に影響するのは本当ですか?
読解力・説明力・質問力と深く関係しています。会話量が多い子は自分の考えを言葉にする力が育ちやすく、学力の伸びが安定します。
失敗が多い子にはどう接すればよいですか?
失敗は成長のきっかけです。「次はどうすればうまくいく?」と親が一緒に振り返る姿勢が、改善力と自信を育てます。叱るより、整理して言語化する手伝いが効果的です。

