SNSや口コミに振り回されない!親子で身につけたい情報の選び方

勉強方法や進路、塾選び…子育て中の親には、日々さまざまな「選択」が求められます。そのときにカギを握るのが「情報活用力」。正しい情報を見極め、必要な行動につなげる力は、子どもの成長を支える大きな武器になります。この記事では、家庭で実践できる情報活用力の高め方を、親子で取り組める形でご紹介します。
情報を使いこなせる親がしている3つの習慣

情報があふれる時代、「何を信じればいいの?」「うちは周りより遅れてない?」と不安になることはありませんか?けれど、実は“情報をうまく使いこなしている親”には、日々のちょっとした習慣があるのです。難しいことはありません。どんなご家庭でも今日から実践できる3つのポイントをご紹介します。
1. “情報のアンテナ”を常に立てている
まず大切なのは、日常生活の中で「情報アンテナ」を張っておくことです。
たとえば、
- 学校や塾からのプリントやお知らせを見逃さない
- ママ友・パパ友からの会話やLINEグループで出る話題に耳を傾ける
- 教育に関するニュースやネット記事をざっとチェックする
これだけでも、自然と「周りでは今どんな情報が動いているのか」がキャッチできるようになります。
情報に敏感でいることで、急な制度変更やイベントなども見落とさずに対応できます。
2. 情報を“うのみにしない”癖をつけている
情報をたくさん集めても、「なんでも信じてしまう」だけでは情報活用力は身につきません。
情報を使いこなしている親は、どんな情報でも「本当にそうなの?」と一度立ち止まって考える習慣を持っています。
- 口コミやSNSで話題の塾や教材でも、まず公式サイトや複数の情報源を確認
- ネガティブな噂や極端な成功談にはすぐ飛びつかず、“なぜそうなるのか”を探る
- 友達や知人の体験談も、“自分の子には合うかな?”と一度フィルターをかけて考える
こうした“情報の選別力”は、親が身につけるだけでなく、やがて子どもにも自然と伝わっていきます。
3. 得た情報を“家族で共有”している
情報活用がうまいご家庭は、せっかく得た情報を「親だけのもの」にせず、家族でオープンに共有しています。
- 「こういう勉強方法があるみたいだけど、どう思う?」
- 「学校でこんなイベントがあるらしいよ、一緒に行ってみる?」
- 「パパ(ママ)はこう思うけど、みんなはどう?」
こんな風に、家族で情報を話し合うことで、お子さん自身も“自分で考え、選ぶ力”が育っていきます。また、子どもが自分から「こんなことを学校で聞いたよ」と言いやすい雰囲気にもつながります。
情報を味方につけて、親子でステップアップ!
特別なスキルや知識は必要ありません。「情報アンテナを張る」「うのみにしない」「家族で共有する」。この3つを意識するだけで、情報は単なる“知識”から“家族の力”に変わります。
今日からぜひ、ご家庭でも取り入れてみてください。情報を使いこなせる親の習慣は、必ずお子さんの未来にもプラスに働きます!
子どもに伝えたい!正しい情報の見極め方

今の時代、子どもたちはスマホやタブレットで簡単に情報にアクセスできるようになりました。しかし、インターネットやSNS上には、正しい情報だけでなく、間違った情報や誇張された情報もあふれています。だからこそ、「正しい情報の見極め方」を親子で身につけておくことがとても大切です。
ここでは、子どもにも伝えやすい“正しい情報を見分けるコツ”を紹介します。
1. 「だれが言っているのか?」を気にする習慣
情報を見るとき、まずチェックしたいのは「その情報の発信者は誰?」という点です。
- 学校や公的な機関、公式サイトが発信している情報なのか
- 有名な先生や専門家が解説している内容か
- それとも、匿名の個人やあまり知られていないブログなのか
「この人は本当に信用できる?」と親子で一緒に考えるクセをつけましょう。
信頼できる発信者の情報は、内容も正確なことが多いです。
2. ひとつの情報だけを信じない
一つのサイトや人の意見だけを「本当だ!」と決めつけず、他の情報と比べてみることが大切です。
- 複数のサイトや本、ニュースなどで同じ内容が書かれているか確認する
- 友だちや家族とも意見を交換してみる
たとえば、「この勉強法が一番効果的!」という記事を見たら、ほかにも同じような意見があるのか、別の方法も紹介されているのか調べてみること。情報を比べることで、“本当に正しい情報”が見えてきます。
3. 「どうして?」と理由を探す
正しい情報には、たいてい「なぜその情報が正しいのか?」という理由や根拠がついています。
- 具体的なデータや統計が載っている
- 専門家や先生が理由を説明している
- 実際に成功した人の体験談が紹介されている
「なんでこれがいいの?」と親子で理由を考えたり、根拠が書かれているか一緒に探してみるのがおすすめです。
4. 感情をあおる内容や極端な意見は要注意
「これを知らないと大損!」や「みんながやってる!」など、感情を強くあおる表現や極端な主張には注意が必要です。
- すぐに信じず、「本当にそうかな?」と冷静になる
- その意見に反対の意見はないか調べてみる
子どもたちがネットを見ていてドキッとしたり、気持ちが揺れる内容に出会ったら、一度「落ち着いて考え直してみよう」と声をかけてあげてください。
5. 困ったときは大人や先生に相談する
どんなに気をつけていても、「これって本当かな?」と迷うことはあります。
そんなときは、ひとりで悩まず、必ず大人や先生に相談することも大切なポイントです。
「分からないことがあったら、すぐに聞いていいんだよ」という安心感を親が持たせてあげてください。
情報を見極める力が「自分を守る力」になる
正しい情報を見極める力は、勉強や進路選びだけでなく、ネット社会で自分を守る大切なスキルでもあります。
まずは家庭で、ニュースや記事を一緒に見ながら「これって本当?」「どう思う?」と声かけをしてみましょう。
親子で“考える習慣”を身につければ、子どもはこれからの情報社会を安心して歩んでいけるはずです。
知識を「活用する力」に変える家庭での工夫

いくら知識を覚えても、それを実生活で使えなければ意味がありません。今の時代に求められるのは、「知識を持っている」ことではなく、「知識を自分で使いこなせる」力です。では、どうすれば家庭の中で、子どもが知識を活用できる力を伸ばせるのでしょうか?ポイントは、日常生活のちょっとした工夫と親の関わり方にあります。
1. 日常生活の中に“学びの場”をつくる
知識を活用する力は、実際に使ってみてこそ身につきます。家庭では、勉強で得た知識を生活の中で使う機会を意識的に増やしてみましょう。
例えばこんな工夫が効果的です。
- 買い物のときに「〇〇円の品物を2つ買ったらいくら?」と子どもに計算してもらう
- 料理中にレシピの分量を倍にしたり半分にしたりして、割合や分数の考え方を取り入れる
- 天気予報やニュースを一緒に見ながら、気温の変化やグラフの読み取りについて話し合う
- 家族旅行の計画を立てるときに、地図を見たり移動距離を計算したりする
このように、普段の生活の中に学びを溶け込ませることで、教科書の知識が「自分の役に立つもの」だと実感できるようになります。
2. 子どもの「なぜ?」を大事にする
子どもが日常で疑問に思ったことや、「これってどうして?」と聞いてきたときが、知識を活用する絶好のチャンスです。
- すぐに答えを教えるのではなく、「どう思う?」「なんでそうなると思う?」と問い返してみる
- 一緒に本やインターネットで調べてみる
- 親自身も「知らなかった!」と一緒に驚く
こうしたやり取りが、知識を「自分の頭で考えて使う」きっかけになります。答えを与えるだけでなく、「一緒に調べる・考える」時間を作ることで、子どもの“自分で考える力”が自然と育っていきます。
3. 体験やアウトプットの場をつくる
知識は、頭の中にしまっておくだけでは定着しません。実際に使ってみること(アウトプット)が大切です。
- 子どもが学校で学んだことを、家族みんなに説明してもらう
- 週末の家庭会議で「最近学んだことで使えそうな知識はある?」と話題にする
- 工作や自由研究、自由課題で「どんな知識が使えそう?」とアイデアを出してもらう
「教える側」になると、知識の使い方や説明の仕方も自然と身についていきます。自信もつき、勉強そのものが楽しくなるきっかけにもなります。
4. 失敗も経験値として受け止める
知識を活用する力を伸ばすには、「間違いを恐れずにチャレンジできる雰囲気」も大切です。
- 子どもが間違った答えを出しても、「違うよ」と否定せず、「なんでそう思ったの?」「ここまでよく考えたね」とプロセスを褒める
- 失敗したときは、「この失敗から何がわかった?」と振り返る習慣をつくる
- 家族で「失敗談」をシェアして、「みんなで学ぼう!」という姿勢を見せる
失敗から学べることもたくさんあります。知識を活用しながら経験を積むことで、子どもは自信を持って新しいことに挑戦できるようになります。
5. 親も一緒に楽しむ
「勉強しなさい!」と言うだけでは、知識を活用する力は育ちません。親も一緒に楽しんで学ぶ姿勢を見せることが、子どものやる気を引き出す一番の近道です。
- 親子でクイズを出し合ったり、一緒に図鑑や本を読んだりする
- 休日に博物館や科学館などへ出かけ、見て・触れて・体験する
- 「知らないことを知るって面白い!」と親自身が感じていることを伝える
親の“楽しんでいる姿”は、子どもにとって最高のお手本になります。
知識を活用できる子は、これからの時代を生き抜く力を身につけていきます。家庭でのちょっとした工夫と、親の関わり方が、子どもにとって一生の財産になるはずです。今日からできることを、ぜひ楽しみながら始めてみてください。
親子でできる!情報リテラシーの育て方

これからの時代を生きる子どもたちに欠かせない力が「情報リテラシー」です。情報リテラシーとは、あふれる情報の中から本当に必要なものを選び出し、正しく使いこなす力のこと。勉強や進路選びはもちろん、将来の生活にも欠かせないスキルです。
でも、子どもだけに身につけさせるのは難しいもの。親子で一緒に取り組むことで、自然と情報リテラシーは育ちます。ここでは、家庭で今日から実践できる「親子でできる情報リテラシーの育て方」をご紹介します。
1. 家庭で“ニュースを一緒に見る・読む”習慣をつける
まずは、毎日のニュースやネット記事を親子で一緒にチェックすることから始めましょう。
- 気になるニュースを「一緒に読もう」「この話題についてどう思う?」と声をかける
- テレビや新聞、ネット記事を家族の話題にする
その中で、「誰が言ってるニュースかな?」「他にも同じ話題はある?」と問いかけることで、情報の出どころや多様な意見に目を向けるクセが自然とつきます。
2. 「調べる力」を遊び感覚で伸ばす
情報リテラシーを育てるためには、「自分で調べてみる」経験が欠かせません。
- 疑問に思ったことは、図鑑や本、インターネットで一緒に調べる
- 家族で「調べ学習クイズ」をやってみる
- 子どもが調べたことを家族でシェアする機会を作る
例えば、「今度行く動物園の見どころを調べてみよう」「今日の天気の理由は何だろう?」など、テーマは身近なもので十分です。調べたことをまとめて発表することで、調べる→まとめる→伝える、という一連の流れが身につきます。
3. 「なぜ?」を大切にする会話を意識する
子どもの「どうして?」という疑問は、情報リテラシーの入口です。
親が「どう思う?」「どうやって調べたの?」と問い返したり、一緒に考える時間を持つことで、子どもは自然と“自分の頭で考える”習慣が身につきます。
- 「なんでそう思ったの?」
- 「その情報、どこで見つけた?」
- 「他の人はどう言ってる?」
こうしたやりとりの積み重ねが、「正しい情報を探し、理由まで考える力」を育てます。
4. 失敗や間違いを責めずに“気づき”につなげる
子どもがネットの情報を鵜呑みにして間違ったことを言ったり、うまく調べられないこともあるでしょう。そんなときこそ、責めずに「なぜそう思ったのかな?」「他にも調べてみようか」と一緒に振り返ることが大切です。
失敗は学びのチャンス。「次はこうしてみよう!」と親子で前向きに考えることで、子どもは“考え直す力”を自然と身につけていきます。
5. 家族で情報を共有・議論する場をつくる
普段から家族で情報を共有し合うことで、いろんな意見や考え方にふれることができます。
- 「このニュース、どう思う?」
- 「最近学校で話題になったことは?」
- 「お父さん(お母さん)はこう思うよ」
意見が違ってもOK。さまざまな見方があることを知るだけで、情報の受け止め方や考え方がぐっと広がります。
情報リテラシーは「家庭の中」で伸びていく
子どもが自分から情報を集めて、考えて、伝える力は、毎日の家庭の中の小さな積み重ねから育ちます。
親子で一緒にニュースを見たり、話し合ったり、失敗を経験したりすることが、将来の「生きる力」につながります。
難しく考える必要はありません。今日から少しだけ、「家族みんなで情報にふれてみる」ことを意識してみてください。それが、子どもの未来を切り拓く大きな一歩になります。

