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「基本はできている」は本当か?応用問題が解けない子に共通する勘違い

「基本はできているんです。でも、応用問題になると解けなくて……」

保護者面談や相談の場で、非常によく聞く言葉です。
そして多くの場合、この言葉を口にする子どもは、決して勉強をサボっているわけではありません。
問題集もこなしている。小テストもそれなりに取れている。
だからこそ、「応用が苦手」という自己認識に行き着きます。

しかし、指導の現場で実際に起きていることは、少し違います。
応用問題が解けない原因は、応用力不足ではありません。
多くの場合、そもそも「基本ができている」という前提自体が崩れています。

この記事では、

  • 「基本」とは何なのか
  • なぜ「基本はできているつもり」になりやすいのか
  • 応用問題が解けない子に共通する勘違い

この3点を整理しながら、サンライズが考える「本当の学力」についてお伝えします。


目次

「基本」と「簡単」は、まったく別のもの

まず、ここで言う「基本」の定義をはっきりさせておきます。

サンライズでは、
基本=問題を解くときの「考え方・ルール・構造の元」
と捉えています。

少し噛み砕きます。

  • なぜその式になるのか
  • なぜその答えを選ぶのか
  • その解き方は、どんな前提の上に成り立っているのか

こうした考え方の土台が「基本」です。

一方で、多くの子どもが「基本」と思っているのは、

  • 計算が簡単
  • 見たことがある
  • 解き方を暗記している

といった、難易度の低さです。

ここが、最初の大きなズレです。

「簡単な問題が解ける」ことと、
「基本が身についている」ことは、イコールではありません。


「基本問題は解けている」という落とし穴

「基本問題は解けています」という言葉も、よく聞きます。

ただし、その「基本問題」とは何でしょうか。

多くの場合、

  • 手順を覚えていれば解ける
  • パターンに当てはめれば正解できる
  • 条件が少なく、迷いにくい

こうした問題を指しています。

これらは確かに易しい問題です。
しかし、その問題で問われているのは、
考え方そのものではなく、処理の正確さであることがほとんどです。

考え方を理解していなくても、
「このタイプはこう解く」と覚えていれば、正解できます。

その結果、
「基本はできている」という感覚だけが先に育ちます。


応用問題とは、「難しい問題」ではない

では、応用問題とは何でしょうか。

応用問題は、

  • 特別な発想を要求する問題
  • 天才だけが解ける問題

ではありません。

基本となる考え方を、少し形を変えて使わせる問題です。

つまり、
応用問題が解けないという現象は、

基本が使えない
もしくは
基本が、そもそも身についていない

このどちらかです。

高校入試で出題される問題の大半も、同じです。
見た目は複雑でも、使っている考え方自体は、驚くほど基本的です。

それでも解けないのは、
「応用力がないから」ではありません。


「できたつもり」が最も危険

応用問題が解けない子に共通しているのは、
基本を理解したつもりになっていることです。

  • 解けたことがある
  • 正解した経験がある
  • テストで点が取れた

これらはすべて事実かもしれません。

しかし、

  • なぜその解き方になるのか
  • 条件が変わったらどうなるのか
  • 別の形で出されたら使えるのか

ここまで説明できる子は、決して多くありません。

この状態では、問題の形が少し変わっただけで、対応できなくなります。
それを本人は「応用が苦手」と表現します。

ですが、実際には、
基本が不安定なまま積み上げている状態です。


サンライズが見るのは「答え」ではない

サンライズでは、
「正解したかどうか」だけで判断することはありません。

  • どこで迷ったか
  • どこを勘違いしているか
  • 何を分かっていないまま進んでいるか

ここを見ます。

すると、多くの場合、
応用問題でつまずいている子ほど、
基本の定義や前提が曖昧です。

だからこそ、
「応用を増やす」「難しい問題を解かせる」
という対応はしません。

まず、
本当に基本が身についているかを、徹底的に確認します。


結論:応用ができないのではない

もう一度、結論をはっきり書きます。

応用問題ができないのではありません。
基本的な問題が、できていないだけです。

ここで言う「基本的な問題」とは、
「簡単な問題」ではありません。

考え方・ルール・構造を、
自分の言葉で説明でき、使い回せる状態のことです。

これが整えば、
応用問題は、自然と解けるようになります。


まとめ

「基本はできている」と感じているのに、
応用問題で止まってしまう。

その違和感は、とても大切です。
ただ、その原因を
「応用力不足」と考えてしまうと、方向を誤ります。

必要なのは、
基本をもう一段深く見ることです。

サンライズでは、
この「見えにくい基本」を一つずつ言語化し、
使える形に整える指導を行っています。

それが結果として、
高校入試でも、その先でも通用する力になります。


よくある質問(FAQ)

基本問題は正解しています。それでも基本ができていないのですか?

正解していることと、理解していることは別です。
理由や考え方を説明できない場合、まだ定着していない可能性があります。

応用問題の練習はしなくてよいのですか?

必要です。ただし順番があります。
基本が整理されたあとに行う応用練習は、効果がまったく違います。

基本問題は何度もやる必要がありますか?

必要です。ただし、作業として繰り返すのではなく、
毎回「なぜそうなるか」を確認する形で行います。

基本ができているかどうかは、どう見分ければよいですか?

答えではなく、考え方を説明できるかを見てください。
説明が曖昧な場合、基本はまだ途中段階です。

応用問題ばかり解かせるのは逆効果ですか?

基本が曖昧なまま応用を増やすと、
「できない経験」だけが積み重なりやすくなります。

お子さんの状況(どこで止まっているか/どんなサポートが合っているか)は一人ひとり違います。
「まずは現状を聞いてみたい」という方は、進学塾サンライズまでお気軽にご相談ください。

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