部活も勉強もあきらめない！親ができる両立サポート完全ガイド

2025年7月17日

小崎高寛

Q&Aで分かる要点まとめ

部活と勉強の両立は本当にできる？

十分に可能です。親が“やめさせる”のではなく、短時間集中の勉強環境やスケジュール作りを一緒に考えることが大切です。

「部活をやめさせた方がいい？」成績が心配なときの判断基準は？

勉強時間が増えても成績が伸びるとは限りません。部活で得られる経験も貴重なので、バランスを見つけることが重要です。親子で話し合い、無理なく続けられる方法を考えましょう。

部活で忙しい中学生におすすめの勉強方法は？

隙間時間の活用、短時間集中（例：ポモドーロ法）、計画的な学習スケジュール作成が有効です。リビング学習やスマホ制限など、家庭環境も工夫しましょう。

成績が良い子の親はどんなサポートをしている？

子どもと一緒に予定を立てたり、勉強タイムのルールを作ったりしています。プレッシャーをかけず、日々の頑張りをほめてモチベーションを維持しています。

部活が子どもの成長に与えるメリットとは？

チームワークや忍耐力、時間管理力、自信など社会でも役立つ力が育ちます。部活の努力を勉強にも結びつける声かけが親の役目です。

「部活をやめる？」悩む親に伝えたい、ある母親のリアル体験

「テストの点数が下がってきた…」「このまま部活を続けさせていいの？」
多くの中学生の親が一度は抱える悩みです。
私自身も、息子が毎日遅くまで部活に打ち込む姿を見て、「ちゃんと勉強もできるのかな？」と不安になった時期がありました。つい「部活やめたら？」と言いそうになったことも…。

でも、実際に“やめさせた子”より“両立できた子”が成長する姿を周囲で何度も見てきました。
親ができるのは、勉強も部活も「どちらか」ではなく「どちらも大事にできる環境」を作ってあげることだったのです。

部活と勉強を両立できる子の親は何をしている？

「やめなさい」と言わず、“短時間でも集中できる環境”を作る親の工夫が、結果的に成績アップにつながっています。

実践例

部活後の短い勉強タイムを家族で「ルール化」
週末や朝の10分間だけ集中して単語・計算練習
勉強の進捗を小さな成功体験として親子で共有・ほめ合う
部活・勉強・遊びを全部「予定表」に書き出し、子ども自身で見える化

部活の忙しさは「時間がない」のではなく、「時間の使い方を工夫するチャンス」と考えましょう。
親の焦りは子どもに伝わります。「部活も応援しているよ」と、温かいまなざしと具体的なサポートが子どもを伸ばします。

【解説】部活をやめることで本当に成績は上がる？

部活をやめれば「物理的な時間」は増えます。しかし、それがそのまま成績向上につながるわけではありません。
部活を通じて学ぶチームワーク・達成感・時間管理力は、受験にも社会人にも役立つ一生ものの力です。
また、部活は子どもの“心の居場所”でもあります。勉強でうまくいかないとき、部活の仲間や達成体験が子どもを救ってくれることも。

どうしても勉強が厳しい時期は、部活の活動量を一時的に調整する／科目ごとに勉強の重点を変えるなど、柔軟な調整がベストです。