成績が伸びている子と成績が伸びない(下がる)子の差は、
問題の解き方を見ていると違いが表れています。
そもそも、宿題をしない子は、その分演習量が少ないので、
わからなくなっていくのは当然です。
ここでは、勉強をしている=問題を解いているにも関わらず、
伸びない子の特徴を述べたいと思います。
一般的には、
①問題を解く⇒②答え合わせをする
の流れですね。
小学校高学年くらいになれば、答え合わせまで
自分でできる子もいるでしょう。
実は、多くの子は、この答え合わせがきちんとできないために、
なかなか学力が伸びないです。
きちんとできない例をいくつか挙げます。
1.答えが間違っていたら、赤で答えを写す“だけ”
入塾したばかりの子に多く見られるのが、このやり方です。
答えを赤で書いて、そのままにしてしまっているんですね。
「じゃあ、なんでこの答えになるの?」を聞くと、
大抵は、答えられません。
できる子は、間違えた問題は、もう一度自力で解いてみるか、
分からなければ質問したり、解説を読むことによって、理解をし、
もう一度解きます。
「決して答えを見ながら写す」ということはしません。
2.答えが間違っているのに、○をする。
きちんと勉強しているのにテストで結果が出ない子は、
間違ったことを覚えている可能性があります。
英語のスペル、漢字のミスなど、自分では合っていると思い、
○をしてしまうのです。
自分の答えが間違っているかも・・・と疑いながら、
答え合わせを慎重に行う必要があります。
まだ答え合わせに慣れていない子によく起こる現象です。
3.一度解くだけで、間違えた問題を復習しない。
間違えた問題が、その時は理解できたとしても、
しばらく経つと忘れていることだってあります。
間違えた問題ができるようになることで、成績が伸びるのですから、
解けるようになるまで、きちんと復習をしましょう。
4.宿題を出すことが目的になり、問題をいい加減に解く。
宿題をしなくてはいけない、と思っている子は、
なかなか伸びないでしょう。
宿題の目的がよく分かっていない、もしくは納得していないからです。
ですから、つじつまを合わせるために、
さもやっているかのように見せて、
問題を飛ばしていたり、答えを写しているだけだったりするのです。
もちろん、これでは成績が伸びることはありません。
5.調べたり、人に聞いたりして解けた問題が、自分で出来た気になっている。
初めて勉強する内容は、誰しも分からないことがあります。
分からなかったら、調べたり、質問して解決しますよね。
その問題も、問題にチェックを入れて、後で復習をすると良いでしょう。
効率良く勉強するためには、
以上のことがきちんとできていることが前提です。
サンライズでは、入塾したての子には、
まず、このような勉強の仕方をみっちりと教え込みます。
それが、成績を伸ばす最短の方法だからです。