器理論

 

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器理論

私が、小学生・中学生の育成の根本においているのは、「器理論」というものです。

器というのは入れ物ということですが、中学までの段階は器を大きくするのに力を注ぎます。

前回の記事はこちら↓

器を大きくしておくことにおいて何ができるかというと、高校生になって自分で考えて勉強できるようになるということです。

これができるようになると、学校で1年間でやることを、早い子は2周くらいできますので、当然合格の可能性が以前にも増して上がってくる子がいます。

例えば、高1の秋の段階で高2にもう入っていると。

共通テストの準備は高2の中ごろからしていると。

そういう状況は実は作り出せるんですね。

基本的に高校生は時間がフリーですから、うちの塾ではよく「塾長、今週の土曜日は朝から晩までいくよ」とかですね。

すると数学だったら、「数列全部をこの週末で」、そういうことができるわけですね。

それが週1で講師が教えるものとやっぱり違うので、学習の効果というのは大変大きいものがあります。

ただ、学習習慣が身についている子でないと、どんなにそのシステムを用意してもうまく機能しないんですよ。

そのために、器を大きくしてあげるのです。

具体的にはどういうことかというと、例えば、中学校の定期考査で5教科で480点とった子、仮にAさんとしましょう。

また、Bさんは420点とったとします。

ただ、器の部分を見ると、Aさんはいっぱいいっぱい、Bさんは結構ある。

で、Bさんのような子を作らないと、大学受験に耐えられるような高校生にはなかなかなれないですよ。

もう、高校受験でいっぱいいっぱいなんです。

要はデジタル式に勉強しているのです。

この子は点数が取れるからと、何回も反復させて、うるさく言って、という風にして。

本人もそれで良いと思っている。

中学まであるいは高校受験の合格日まで、ご家庭も子どもも大変満足なさっています。

でも、高校に入って、夏休み過ぎたぐらいから、ちょっと、え?という感じになってくる。

アップアップして。

それは、器が小さいからです。

だから、その器の部分を大きくしてあげるのです。

具体的にはどういうことなのかというと、先ほどから何回も出てますが、物事をデジタル式に一対一対応で覚えたら終わりというようなことで点を取らせないために、大きくわけて2つの力を育成します。

  1.  頭の中を整理する。そのやり方を徹底的に教えてやる。
  2.  物事を分析する力をつける 

これらができるということは結局応用できるということです。

一般的にはそれを応用力といっていいのかもしれませんが、そういう能力が身につくということです。

この2つを育成してやると、学んだ情報を有機的に結び付けるような思考が身に付きます。

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