早い段階から大学入試を意識するアンテナを立てる

 

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前回、高校の英語文法を中学英語に落とし込むことで、先の大学受験の土台作りをしているというお話をしました。

今回は、社会について。

以下は一橋大学の日本史論述問題です。

次の文章を読んで下記の問いに答えなさい。(400字以内)

国家の仕組みの中で法制度が重要なことはいうまでもない。日本においては、7~8世紀に制定された「律令」を通じて、本格的な法治体制がとられることとなった。しかし、(1)「律令」には社会の実情と合致していない面もあり、その原則は徐々に崩壊し、10世紀には大きく変質した。12世紀に成立した武家政権である鎌倉幕府も、(2)基本法典として「御成敗式目」を制定したが、その性格は「律令」とは大きく異なっていた。応仁の乱以降地方分権化が進むと、地域政権である戦国大名は、それぞれ(3)「分国法」を制定して支配の規範とした。その後新たな統一国家を完成させた徳川家康は、大阪の陣後直ちに(4)「禁中並公家諸法度」・「武家諸法度」など身分ごとに基本法を制定した。

問1 下線部(1)に関し、「律令」によって規定された土地・人民支配制度の特徴と、その崩壊の方向および変質の内容を具体的に説明しなさい。

問2 下線部(2)に関し、「御成敗式目」の特徴を、「律令」と対比させて説明しなさい。

問3 下線部(3)に関し、「分国法」に取り入れられている、社会の変化に対応した新しい紛争処理方式の内容を説明しなさい。

問4 下線部(4)に関し、「禁中並公家諸法度」を制定した目的、および、この法度で対象となった身分集団に与えられている役割について説明しなさい。

見た目がいかついですね。

注目すべきは問2です。

御成敗式目は鎌倉、律令は奈良です。

教科書の太字をそのまま覚えてどうだ、という一対一対応の勉強では、こんな問題は解けません。

しかし、御成敗式目にせよ、律令にせよ、知識としては小学校・中学校で習いますよね。

このレベルに達する必要があるので、社会は考えてやる教科なのです。

社会は、一番考える必要がない科目だと思われている方が多いです。

「要は、一対一対応で覚える、覚えれば点数が取れる、だから考える必要がないでしょ」

でも違うんです。

それだけでは、入試に対応できません。

だから、うちは「考える社会」を教えています。

お子さんのノートを見てみて下さい。

「考える社会」のノートになっていますか?

それはなぜですか?

字がきれい。

見やすい。

もちろんそれに越したことはありませんが、要は社会をどのように捉えて、学習してきているかが、ノートを見るだけでわかるのです。

一般的な勉強では、教科書に書かれたようなことを、いわゆる一対一対応で並べたものが多いです。

サンライズの授業では、

「なぜそうなるのか?」

「どういう背景で現在の社会になったのか」

「問題点は何なのか?」

について、教えています。

最近は、高校入試や定期考査でも考えさせる問題は増えてきていますから、今の受験では一対一対応の勉強が通用しなくなってきています。

今の中1なんかは、新課程の学年ですが、既に英語の点数に表れてきています。

平均が30~40点位に対して、うちの塾生はというと70~80点。

ほとんど倍です。

一対一対応で点数を取ってきた人にとっては、戸惑うでしょう。

もちろん、全員がきちんと勉強できている訳ではないので、繰り返し繰り返し根気強くやっていく必要があります。

ついでに他の科目についても、授業における具体的な取り組みを少しお話しますと、国語では、小4から、主に中学入試から大学入試の問題までを取り扱っています。

算数では、中学校とかぶる内容は教えますし、数学では、確率の問題などで、高校で習うやり方を使えば早いので、それを教えたりもします。

もちろん、先取り授業をしているよ、ということではありません。

こういった環境、習慣作りをしていくことは、早い段階から大学入試を意識するアンテナを立てるんだよということのメッセージです。

基本的に、高校部があって、最終的に大学受験を目指しているわけなのですから、小・中・高がきちんと連携している、リンクしている状態を作らないと、あんまり意味がないじゃないですか。

だから、高校部があるということは、きちんと小・中学部の中に落とし込んでいくということ、全体としては同じベクトルを持っているということを御理解下さい。

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小崎 高寛

県立岡山朝日高校受験に特化した進学塾サンライズ塾長。岡山県岡山市出身。岡山市北区に2005年3月開塾。「算数・数学徹底塾」に変わり、最も得意な上位層対象、難関高受験に特化した「岡山朝日高校受験専門塾」に至る。1歳児から高3までを対象とし、自主自律をモットーに、難関大学受験を見据えた指導、幼児~高校を通じて生涯役立つ「考える力」「自学力」を伸ばす。以来、中3の大半が岡山朝日高校に合格だけでなく、大学進学でも東大・東工大・阪大・名古屋大・九州大・岡大医学部医学科・慶應大・早稲田大など超難関国立大・有名私立大の合格実績を残している。「自学力の育て方」(KADOKAWA)など3冊を共著出版。塾長・講師ともに全員岡山朝日高校出身。岡山中央小学校、岡山中央中学校出身。

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