「いったい、何回言えばわかるの!」
今日も、全国いたるところでお子さんを叱っている親がいるはず。
それだけ、子どもに良くなって欲しいと願う親が多いということでもありますね。
思わずエールを送りたくなります。
書店では「子どもの叱り方」を題にした本もよく目にしますから、それだけ、「子どもの叱り方」に関心を持つ親が多いということなのでしょう。
相談の中で最も多いのが、親が何度叱っても、効き目がないということ。
聞かないだけならともかく、親から叱られるたびに、いっそう反抗的な態度をとってしまう子どもも多いようです。
しかし、別に驚くことではありません。
指導する際にも、そういった場面に遭遇することもあります。
私は、叱られたときに見せる反抗的態度については「スネている」だけと解釈しています。
えっ、家では、スネてるなんてカワイイものじゃないって!?
まあまあ、感情的になっているのは親も一緒ですから、お互い様です。
それだけ、子どもを叱っても、言うことを聞かせるのは難しい、ということですね。
じゃあ、ここで「悪い叱り方」を3つ紹介することにしましょう!
さて、あなたは、何番?
1)気分屋さんの叱り方
普段は無関心でありながら、突然思い出したかのように叱り出す。
子どもからすれば「いつもは同じことをしていても何も言わないくせに、今日はなぜ?」と疑問を持つわけですね。
「そりゃあねえぜ!」って、倍返しの反感を持つことになる。
これは、お父さんの休みの日などによく起きます。
普段はお母さんに、子どものことは丸投げの日常生活無関心系お父さんがやるのがこのパターン。
お母さんも、「余計なこと言わないでチョウーダイ!」なんて言ったりして・・・。
大丈夫?
2)意味不明な叱り方
「勉強しないなら、学校やめたら!?」とか「勉強しないなら、ご飯食べさせないよ」など、「ハぁ~、意味不明!」と子どもに疑問・反感を持たせてしまう叱り方。
こういう究極の選択を迫る叱り方は、親が本当に実行する覚悟をした上で、最終兵器として「心の中に持っておく」べきものです。
むやみやたらに「最終兵器」を持ち出したり、発射したりすれば、効果ナシ!
逆に子どもに「じゃあ、学校やめるわ!」とか「ごはんいらん。コンビニで買って食べる!」なんて反撃されて、オロオロ撃沈というのがオチなんですね。
「最終兵器」を持ち出して、撃沈したら、以後はもうサヨウナラということになってしまいます。
また、「勉強しなさい!」と言うのはいいですが、「何を?」と子どもに質問されて詰まってしまう親。
「がんばればいいのよ!」ならまだ上等なほうで、「ふ、ふ、復習しなさい!」とか苦しまぎれにその場しのぎの指示を出す親も「具体的な指示ができない」という意味でこの2)に分類されます。
え、2つとも、あてはまらない?
良かったですね。
じゃあ、最後3つ目。
3)妙に丁寧な叱り方
声のトーンは低めに、バカ丁寧に子どもを叱るのがこれ。
叱る側としては、冷静に叱ろうと心がけているのでしょうが、言われる側からすれば、嫌味に聞こえてしまう。
また、「ママはあなたの頃は~だったわよ」とピンポイントの自慢ミサイルを飛ばすのもこの叱り方の特徴。
もっともタチが悪く、一番強い反感を持たせてしまう叱り方でもあります。
また、子どもに気を使うタイプもここに入ります。
「言ったら怒るだろうから、遠まわしに言う」政治家タイプですね。
「将来について、前向きに検討しながら、勉強について考慮いただくことも大切かと思われます。現状は誠に遺憾!」とか(笑)
まあ、こういう言葉遣いはしないにしても、本質的に、これに近い内容のことを言っている親がいるんです。
さあ、いかがです? 何番でした?
こうした叱り方の積み重ねにより、子どもたちは反抗的な態度をとるようになります。
成績がいい子の親の「叱り方」
では、成績がイイ子の親の「叱り方」ってどうか?
まず、叱られた子供は、こんな感じです。
あっ、このことね! やっぱり言われたか~。ポリポリ・・・。
こう思わせる「叱り方」がいいんです。
そう思わせるには、具体的に言うと、以下の3つが備わっていないといけません。
- 理由が明快で、子ども自身納得できる
- 本気でストレート
- 次の指示をする
1つ目の、叱る理由が明快で、子どもが納得するためには、条件があります。
それは、事前に「約束をしている」ということ。
事前に約束していなければ、納得なんてできないですからね。
2つ目の、本気でストレートとは、感情的にドカ~ンと叱ること。
まさに雷が落ちたよう。
感情的に起こっても全然問題ないんですね。
実は、ここまでは以前もなにかにつけて話をしたことがあるはずです。
が、今回重要なのは3つ目の「次の指示をする」。
これをしっかりすれば、反抗的な態度はなくなります。
この「次の指示をする」とは、話題を変えることなのです。
いいですか!
お子さん自身も「やっぱり言われたか~」なんて思っている状態。
しかも、親は感情的に怒っている。
この状態で、急に話題を変えるのです。
というのも、反抗的な態度になるのは、子どもも年齢が上になってのことです。
自分が悪いことなんて当然わかる。
そんな自分がカッコ悪い。
だから、逆に反抗的な態度を取ってしまう。
これが、私が「スネている」だけと断言する理由です。
そこで、
「すぐに、これをやれ!」
と次の指示を出す。
そして、その指示にちゃんと取り掛かったことに対して、「よーし、その調子だ!」と褒めてやる。
ポイントは、話題を転換すべく次の指示を出すわけですが、そのとき、親もその感情をキチッと転換すること。
子ども以上に親がスネていたのでは、いい方向にいくわけがないですからね。
子どもは「叱り方」を工夫すれば、ちゃんと言うことを聞きます。
ぜひ一度はチャレンジしてみてください。
コツをつかめば、その後ずっと使えますからね!
是非、お試し下さい。