子どもというのは、同じ難易度のものを繰り返し続けていると、
やがて飽きてしまう生き物です。
解ける問題をひたすら解くのは、やり方が分かっているので、
同じ方法を当てはめて答えを出すだけの
単なる“作業”になってしまいます。
これは面白くありません。
本日、中間考査の勉強をしていたUくん。
数学の問題に飽きたのか、ぼんやりする時間が増えてきました。
さっそく塾長に呼び出されます。
塾長「U,お前全く集中できていないな。」
U「いや、ちゃんとやります。」
塾長「言われてからじゃ遅い!塾長の目の前で勉強しろ」
しぶしぶ塾長の前でやるU。
塾長「U、その問題は易し過ぎないか?解ける問題をいつまでも解くんじゃない。もっと刺激のある問題を解きなさい。」
U「じゃあ・・・。このレベル位を・・・。」
塾長「いやいや、もうちょっと高く・・・。」
成長を促すためには、ちょっと背伸びをすれば届くような難易度のものを与えることが必要です。
教材選定は、簡単にできるものではありません。
経験を積む必要があります。
適切なタイミングで、適切な教材を与えることができれば、
子どもはドンドン刺激を受けて、伸びていきます。