岡山朝日高校受験専門進学塾サンライズ塾長です。
ちょっとした時間にすぐ読める短編記事になっています。
仕事や家事の息抜きにどうぞ。
難問よりも基本問題が合格への近道
朝日高校の入試というと、特に数学は、「難問・奇問が多く出る」と考えている人が多いようです。
でも、実際には、そんなことはありません。
朝日高校に合格した子は、奇問対策に勉強時間を割くことは、ほとんどありません。
難しい問題といっても、基礎を徹底して学び、演習問題や類題を数多くこなしている優秀な子なら、自然とできてしまいます。
しかも、入試では100点を取らなくても合格できます。
できる問題で確実に点数をかせぐことの方が大切です。
私がお問い合わせの電話や面談などで、このように話しても、難問・奇問対策ばかりやらせたい方がいて、困っています。
そんな時間があるなら、普通の演習問題をひとつでも多く解かせた方が、成績は上がります。
例えば、テストで最後の1,2問は難しいのです。
いくつかの公式を組み合わせて考える柔軟な発想も求められます。
でも、これは本当に優秀な子をふるい落とすための設問で、普通はできるものではありません。
もちろん、当塾では、そういった問題もやらせます。
上位で合格させたいからです。
でも、それよりも重要なことは、基本~標準問題に対して、確実に対応できる力を身につけることです。
実際の入試では、2~3点差が勝敗の分かれ道となります。
ですから、皆ができない難問には手をつけず、余った時間でその他の問題を見直した方が、確実に点数が上がり、合格への近道になります。
ほんの些細なことでも、勉強が楽しくなる
子どもに、「勉強」=「楽しい」と思わせることができたら、受験は成功したも同然です。
難関校に合格した子に、「受験のときは苦しかった?」と聞くと、みんな「すごく楽しかったよ」と言います。
それは、「勉強ができるから」というだけではないのです。
勉強に対して、脳が快適なイメージを持っているか、不快と考えるかによって、結果は大きく違ってくるのです。
もし、お子さんが成績優秀でも、「勉強大嫌い」だったら、どうしますか。
家で両親から常に、「勉強しなさい」と言われ続ければ、お子さんにとって、勉強とは「叱られるもの」「自分を苦しめるもの」というイメージしかないのです。
そんなときは、勉強のイメージを変えるために、「勉強」を「トレーニング」と言い換えてみましょう。
やることは同じですが、「今からトレーニングをするぞ」と言うと、「トレーニング」という言葉に対しては、何もイメージがついていないので、「トレーニングは楽しいものだ」と錯覚し、自分からドンドン勉強し始めます。
言葉を変えるだけで、なんとなく楽しんでやってしまう。
ほんの些細なことですが、子どものやる気は大きく変わるのです。
質問をすることへのハードル
伸びる子は、質問することに対してのハードルが低いです。
質問をすること自体は、簡単なことだと感じるかもしれません。
でも、子どもにとっては、実はとても勇気がいることなのです。
「先生はきっと忙しいから、相手をしてくれないかも」
「こんなこともわからないのか、と怒られるかも」
「こんなことを聞いて、バカだと思われるのが恥ずかしい」
などと思っているのです。
子どもに、過去にそういう経験があったからかもしれませんね。
こういう経験が積み重なると、子どもは質問をするのに高いハードルを感じるようになってしまいます。
わからないことをそのままにしないで、質問ができる子にしたいですよね。
まず、質問ができるようにするのは、簡単です。
質問や相談をしてきたら、その行為自体をほめてあげるのです。
そして、子どもは、助けを求めてきているのですから、喜んで、一緒に解決してあげましょう。
わからないところを一人で悩んでいても、けっして解決できません。
勉強は単元の積み重ねですから、わからないところをそのままにしておくと、後で取り返しのつかないことになります。
質問をする勇気をもつことも、子どもの成長に欠かせない大切な要素なのです。