塾長のつぶやき:短編記事集⑭

 

塾長のつぶやき:短編記事集

岡山朝日高校受験専門進学塾サンライズ塾長です。

ちょっとした時間にすぐ読める短編記事になっています。

仕事や家事の息抜きにどうぞ。

難問よりも基本問題が合格への近道

朝日高校の入試というと、特に数学は、「難問・奇問が多く出る」と考えている人が多いようです。

でも、実際には、そんなことはありません。

朝日高校に合格した子は、奇問対策に勉強時間を割くことは、ほとんどありません。

難しい問題といっても、基礎を徹底して学び、演習問題や類題を数多くこなしている優秀な子なら、自然とできてしまいます。

しかも、入試では100点を取らなくても合格できます。

できる問題で確実に点数をかせぐことの方が大切です。

私がお問い合わせの電話や面談などで、このように話しても、難問・奇問対策ばかりやらせたい方がいて、困っています。

そんな時間があるなら、普通の演習問題をひとつでも多く解かせた方が、成績は上がります。

例えば、テストで最後の1,2問は難しいのです。

いくつかの公式を組み合わせて考える柔軟な発想も求められます。

でも、これは本当に優秀な子をふるい落とすための設問で、普通はできるものではありません。

もちろん、当塾では、そういった問題もやらせます。

上位で合格させたいからです。

でも、それよりも重要なことは、基本~標準問題に対して、確実に対応できる力を身につけることです。

実際の入試では、2~3点差が勝敗の分かれ道となります。

ですから、皆ができない難問には手をつけず、余った時間でその他の問題を見直した方が、確実に点数が上がり、合格への近道になります。

ほんの些細なことでも、勉強が楽しくなる

子どもに、「勉強」=「楽しい」と思わせることができたら、受験は成功したも同然です。

難関校に合格した子に、「受験のときは苦しかった?」と聞くと、みんな「すごく楽しかったよ」と言います。

それは、「勉強ができるから」というだけではないのです。

勉強に対して、脳が快適なイメージを持っているか、不快と考えるかによって、結果は大きく違ってくるのです。

もし、お子さんが成績優秀でも、「勉強大嫌い」だったら、どうしますか。

家で両親から常に、「勉強しなさい」と言われ続ければ、お子さんにとって、勉強とは「叱られるもの」「自分を苦しめるもの」というイメージしかないのです。

そんなときは、勉強のイメージを変えるために、「勉強」を「トレーニング」と言い換えてみましょう。

やることは同じですが、「今からトレーニングをするぞ」と言うと、「トレーニング」という言葉に対しては、何もイメージがついていないので、「トレーニングは楽しいものだ」と錯覚し、自分からドンドン勉強し始めます。

言葉を変えるだけで、なんとなく楽しんでやってしまう。

ほんの些細なことですが、子どものやる気は大きく変わるのです。

質問をすることへのハードル

伸びる子は、質問することに対してのハードルが低いです。

質問をすること自体は、簡単なことだと感じるかもしれません。

でも、子どもにとっては、実はとても勇気がいることなのです。

「先生はきっと忙しいから、相手をしてくれないかも」

「こんなこともわからないのか、と怒られるかも」

「こんなことを聞いて、バカだと思われるのが恥ずかしい」

などと思っているのです。

子どもに、過去にそういう経験があったからかもしれませんね。

こういう経験が積み重なると、子どもは質問をするのに高いハードルを感じるようになってしまいます。

わからないことをそのままにしないで、質問ができる子にしたいですよね。

まず、質問ができるようにするのは、簡単です。

質問や相談をしてきたら、その行為自体をほめてあげるのです。

そして、子どもは、助けを求めてきているのですから、喜んで、一緒に解決してあげましょう。

わからないところを一人で悩んでいても、けっして解決できません。

勉強は単元の積み重ねですから、わからないところをそのままにしておくと、後で取り返しのつかないことになります。

質問をする勇気をもつことも、子どもの成長に欠かせない大切な要素なのです。

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