塾長のつぶやき:短編記事集⑫

 

塾長のつぶやき:短編記事集

岡山朝日高校受験専門進学塾サンライズ塾長です。

ちょっとした時間にすぐ読める短編記事になっています。

仕事や家事の息抜きにどうぞ。

遊ぶ前に、勉強

週末を満喫されていらっしゃいますか?

勉強も大切ですが、外に出かけて、多くの体験をすることも大切ですよ。

「よく遊び、よく学べ」ですね。

子どもは、これを都合のよいように解釈してしまいますが(笑)

連休中の勉強は、子どもにとって、やりづらいようです。

休みだから遊びたいのは、あたり前です。

だから、どうしても後回しにしがちなのです。

でも、それが余計しんどくなることは、目に見えています。

そのため、遊ぶ前に、勉強を終わらせると、もっと楽しく遊べるんだということを、経験させておくとよいでしょう。

勉強してから、遊ぶ。

これを習慣づけておかないと、お子さんは、これから先、ずっと同じような失敗を繰り返しますよ。

受験に奇跡はない

これまで、「自分はできる」と思うことが大事だと言ってきました。

ただ、その、「よい思い込みを大切にする」ことと、「客観的データを無視する」ということは、同じではありません。

受験直前の模試の偏差値が40しかないのに、偏差値60の学校を受けても、やはり、それは合格しません。

「でも、合格可能性は0%ではないでしょ?」と思って、チャレンジする人がいますが、受験ではそんな奇跡はまず起きません。

諦めなさいと言っているのではありません。

そんな子に対して、「あなたは、大丈夫。絶対に合格する」と言っているのは、何を根拠にしているのでしょう?

それまで、何もしなかったのにも関らず、急に直前になって、慌てて励ましても遅いのです。

それでは、単なるウソつきになってしまうだけです。

50メートルを10秒で走る子が、8秒で走る子と勝負をしたら、勝てるでしょうか?

絶対に勝てません。

受験に奇跡はない。

これが現実です。

多くの子が、だいたい自分の偏差値通りの学校へ合格していきます。

絶対に勝てないということに反論もあるでしょう。絶対とは言い切れないと。

もちろん、合格できないだろうと言われていた人が、そこから努力して合格するという例外はあります。

懸命に努力した結果が功を奏したのですね。

諦めずに努力を続けた者が成功します。

努力を怠り、それでも最後は奇跡が起こると信じている人は、自分で何とかしようとはせず、他力本願なのでしょう。

8秒で走る子が転ぶことを願っているようなものです。

模擬テストのデータは、「過去と今の実力」として大切にし、未来への計画作りに役立てましょう。

テストでは測れないもの

10年くらい前のことだったと思います。

入塾前のテストで30点くらいだったAちゃん。

偏差値だと40くらいです。

学力だけで判断するなら、塾の勉強にはついていけない。

でも、Aちゃんは違いました。

事前に面談をするのですが、その時の態度、塾に通う理由等もしっかりしていました。

何よりもAちゃんはサンライズに入塾するために、何ヶ月もかけて勉強してきたようです。

記憶が定かではないですが、一度入塾は難しいということになって、でも諦めきれず再チャレンジしたように思います。

口だけではない、本当にやる気ある態度。

入塾決定直後から授業に参加するまでの1か月間、この1ヶ月が彼女を大きく変えました。

家で勉強するということで、塾からも課題を出していました。

家では勉強するしかない、今の学力ではみんなについていけないかも。

そんな中で一生懸命勉強していたそうです。

サンライズに通うようになって、最初の模試の結果を見てビックリしたのを覚えています。

偏差値66・・・。

入塾前は、平均点に遠く及ばない点数だった子が、わずかな期間で岡山朝日高校合格圏にまで上げたのです。

初めはテストの結果が悪くても入塾した子はいます。

岡山朝日高校に合格した子、偏差値70まで上げた子、その子たちが武勇伝のように、「俺、入塾前のテストでは〇点だったんだぜ」と最初がいかに悪かったかを自慢?している姿も見ました(笑)

サンライズでは、成績が悪くても伸ばす力があるということではありません。

『本当にやる気のある子』が集まっているだけです。

だから、勉強法を伝えると素直に学び伸ばすことができるのかもしれません。

上位20%以内の子を指導するのは得意ですが、勉強しない、やる気がない子を指導するのは苦手です。

これからも、どんな子に会えるか楽しみです。

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