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子どもの勉強モチベーションが上がる!やる気を引き出す5つの秘訣

「勉強しなさい!」と声をかけても、子どもがなかなかやる気を出さない…と悩んでいませんか?実は、勉強へのモチベーションを高めるには、ちょっとコツが必要です。勉強を押し付けるのではなく、子どもが「自分で頑張りたい!」と考える環境を整えることが大切です。今回は、親ができるやる気アップの秘訣を5つご紹介します。取り組めるようになるためのヒントを一緒に見つけていきましょう!

目次

1.小さな目標設定で達成感を感じさせる

勉強に対してやる気がない子どもにとって、「何をのために勉強するの?」という疑問はよくあることです。特に目標があいまいだったり、遠すぎると、やる気を持ち続けるのは難しくなります。そこで、勉強のモチベーションを高めるために大切なのが「小さな目標」を設定することです。

例えば、「英単語を毎日10個覚える」「算数のドリルを5ページ解く」など、すぐに達成できる具体的な目標を設定してあげましょう。目標は、子どもが努力すれば達成できる範囲に設定することがポイントです。小さな目標が達成されるたびに「できたね!」「頑張ったね!」と声をかけ、子ども自身に達成感を味わわせてあげると、次の学習へのワクワクが自然と湧いてきます。

さらに、小さな目標をクリアしていくと、「自分でもできるかもしれない」という自信が生まれます。これが、子どもが「自分で学ぶ力」を身につける基礎となり、将来的にはより大きな目標に挑戦する原動力になるのです。

2. 成功体験を積み重ねる!できることから始める

子どもが自信を持って勉強に取り組むためには、「成功体験」を積み重ねることが大切です。勉強が難しすぎると、やる気は下がりがちです。そこで、子どもが「できる!」と感じられるレベルから始め、少しずつステップアップすることを意識しましょう。この考え方は、米国の言語学者スティーブン・クラッシェン教授が提唱した「インプット仮説」に基づいており、「i+1」というアプローチと呼ばれています。

ここで言う「i」とは、子どもが現在持っている学習レベルを指し、この「i」に「+1」、つまり少し上のレベルに挑戦する課題を設定することで、無理なく成長を促すことができます。たとえば、学校の授業内容が難しいと感じている子には、一学年下(場合によってはもっと下の学年)の内容や少し易しい問題から取り組ませ、「今日はできた!」と感じられる経験を積ませていくことが効果的です。

小さな成功体験を積むことで、子どもは「自分にもできる!」と感じられ、自己効力感が育っていきます。自己効力感が高まると、勉強に対して前向きな姿勢が自然と身につき、次のステップに進む自信が芽生えます。

親御さんも、お子さんの小さな成長や努力を見逃さず、「よくできたね」「成長しているね」と声をかけてあげましょう。この成功体験の積み重ねこそが、子どもの大きなモチベーションの源となり、長期的な成長につながります。

3. 学習を楽しく!遊び心を取り入れる

勉強に対するやる気を高めるためには、楽しさを感じることが大切です。子どもが「やらされている」と感じると、勉強への抵抗感が強くなり、自然とモチベーションも下がってしまいます。そこで、勉強を少し遊び心のあるものに変える工夫をしてみましょう。勉強を「自分からやりたい」と思えるように、楽しい仕掛けを取り入れるのです。

例えば、タイマーを使って「何分でこの問題を解けるかな?」と時間を測りながら問題に取り組んだり、算数の問題をクイズ形式にして家族でチャレンジしたりするなど、ゲームの要素を取り入れると、子どもも進んで取り組みやすくなります。また、英単語や漢字の暗記には、カードを使って自作の「カルタゲーム」を行うといったアイデアもおすすめです。楽しさを加えることで、学習が単調なものではなくなり、次回も取り組みたいという気持ちが芽生えます。

さらに、学習内容に興味を引きやすいテーマや実生活に関連する内容を取り入れるのも効果的です。例えば、算数の練習に買い物ごっこを活用したり、地理の勉強で家族旅行の行き先について調べたりするなど、学習と生活を結びつけることで、勉強の意味を実感しやすくなります。

「学ぶことは楽しい」と感じられるようになると、勉強そのものが前向きな経験となり、次第に子どもが自ら進んで学ぶ姿勢を持てるようになります。親御さんも、無理に勉強を押しつけるのではなく、子どもが楽しみながら学べる工夫をしてみましょう。

4. やる気を引き出すご褒美を用意する

子どもが勉強に向かう意欲を高めるためには、頑張った後の「ご褒美」を用意するのも効果的な方法です。何かを達成したときに少しの楽しみがあると、やる気が自然と湧きます。ただし、ここで重要なのは「大きすぎないご褒美」を設定することです。ご褒美が大きすぎると、その期待が叶わなかったときにモチベーションが下がってしまったり、ご褒美目的でしか勉強しなくなったりすることがあるからです。

たとえば、短時間のゲームやアニメの視聴、好きなおやつなど、日常生活の中で簡単に取り入れられる小さなご褒美を設定してみましょう。お子さんが「この目標を達成したらこれができるんだ!」と思うことで、勉強に前向きな気持ちを持ちやすくなります。また、達成後のご褒美は、次の目標に向かうモチベーションの源にもなります。

親御さんからも「頑張ってたくさん勉強したね!」と一声かけて、勉強に取り組んだこと自体を評価するのも効果的です。「ご褒美がもらえるからやる」だけでなく、「頑張った自分が認められた」という成功体験が、子どもにとって次のステップへのやる気を引き出します。

5. 一歩一歩の成長を親がしっかりと認める

子どもの勉強意欲を高めるために、親ができる最も大切なことのひとつは、小さな成長を見逃さずに認め、励ますことです。勉強は時に地道で目に見える成果が出にくいものですが、どんな小さな進歩でも親が気づき、声に出して評価してあげることで、子どもは自分が頑張ったことに自信を持ちやすくなります。

例えば、苦手な科目で少し点数が上がったり、漢字を一つ覚えたりしたときに、「前よりできるようになったね」「成長してるね!」と具体的に褒めてあげましょう。褒めるときには、結果だけでなく努力した過程も一緒に認めることが大切です。こうした言葉かけが、子どもの自己効力感を高め、「もっと頑張ってみよう」という意欲につながります。

また、失敗したときにも「挑戦してえらかったよ」「次はもっと良くなるよ」と励ますことで、失敗を怖がらずに挑戦する姿勢が身につきます。これが積み重なることで、子どもは勉強を通じて「やればできる」という自己肯定感を育むことができるのです。

親が一貫して温かい目で子どもの頑張りを認め、励まし続けることが、長期的なモチベーションの維持につながります。

まとめ

子どもが勉強にやる気を持って取り組むためには、親がどのようにサポートするかが大きな影響を与えます。「勉強しなさい!」と無理に言うのではなく、目標の設定や成功体験を通じて少しずつ自信をつけさせ、勉強が「自分でもできる」と感じられる環境を整えることが大切です。

今回ご紹介した5つの秘訣、つまり「小さな目標を設定して達成感を感じさせる」「成功体験を積み重ねる」「遊び心を取り入れる」「ご褒美を用意する」「成長を認めて励ます」を日々の学習に取り入れることで、子どもは少しずつ「やればできる!」と感じ、学びに対する前向きな気持ちを持てるようになります。また、勉強が生活や遊びと結びつくと、勉強そのものが楽しいものになり、やる気も自然と湧いてくるでしょう。

親御さんの温かいサポートとポジティブな言葉かけが、子どもにとっての大きな力になります。ぜひ、日々の声かけやサポートを通じて、子どもが自ら学びに向かう気持ちを育てていきましょう。

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