子どもは、友だちから「カッコイイ」と思われることには熱心に取り組みます。
でしたら、子どものそんな思いを刺激して、やる気を引き出すために、偉人の伝記を読ませるとよいでしょう。
難しい本である必要はありません。
子供向けの漫画の伝記は読みやすく、おもしろく作ってあります。
ですから、読書に馴染みが薄い子でも、楽しく読めます。
伝記というのは、必ず挫折や苦難を乗り越えて、努力を重ねた結果、
最後には成功するというストーリー展開になっています。
伝記をドンドン読ませると、子どもは次第に、
「難しいことにチャレンジすることはカッコイイんだ」
「ハッピーエンドを迎えるためには、必ず困難がつきものだ」
と思うようになっていきます。
小学生は「努力なんてカッコ悪い」としらけたりしません。
「努力」=「カッコイイ」という思考回路が一旦出来上がると、
「良い学校に行くには、やっぱり努力しないとダメだな~」と、勉強にも意欲的になっていきます。
「そんなことで、うまくいくわけがない」と考える方もいるでしょうが、
子どもたちは素直に受け止め、実際に変わっていくのです。
子ども向けの伝記はたくさん出版されていますし、図書館にも揃っています。
伝記をきっかけに読書好きになることもありますので、一石二鳥ですよ。