岡大附属中のテスト対策
日曜日も朝から後期中間考査に向けて演習をしています。
附属中の密度の濃い授業を十分に復習して理解するには、時間がかかることもあります。
自分でやろうとしても、なかなか進まない人も多いですよね。
塾生たちは、テスト1か月前から準備をしています。
時間を有意義に活用して欲しいですね。
それにしても岡大附属中の授業の質は、素晴らしいですね。
例えば、社会の地理。
中国の経済特区について、教科書では、
「中国では政府が計画的に工業化を進めてきましたが、1980年代からは、より自由な産業活動が認められるようになりました。その結果、工業の分野では、外国の企業を受け入れるために、沿海部に経済特区などの重点的な開発地区が設けられました。(帝国書院より)」
とあります。
これを、附属中の授業では、更に掘り下げて、「中国の所得」の話から、鄧小平の先富論につなげて、「だから、経済特区が設けられた」と結んでいます。
いいですね~。
ただの丸暗記で勉強している人には、できない勉強です。
こういう風に知的好奇心をくすぐられるような授業で教えてもらえる環境にある子どもたちは、学力が頭打ちしにくいです。
社会を例に挙げましたが、社会だけではありません。
一つ一つの言葉や出来事などに関して、「なぜだろう?」と思い、納得できるところまでやるのは、当たり前のことです。
そういう勉強を普段からしている子だから、
「沿海部と沿岸部と臨海部の違いは何ですか?」「朝廷と幕府の違いは何ですか?」「anyとeveryとallの違いは?」という質問ができるんでしょうね。
「anyは否定文と疑問文の時に、someは肯定文の時に使う」といった理解の生徒とは段違いです。