漢字の書き順・部首・英単語・漢字・語彙等の覚え方
漢字の書き順や部首が覚えられない
小学4年生の生徒から質問がありました。
Q.「漢字の書き順や部首が覚えられません。どうやったら、覚えやすくなりますか?」
書き順を練習していると、規則性があることに気づきませんでしたか?
筆順は、「筆順指導の手びき」に従っています。
例えば、
・筆順の大原則1「上から下へ」
・筆順の大原則2「左から右へ」
・原則1「横画が先」
・原則2「横画が後」
などです。(詳しくは「筆順指導の手びき」を参照)
漢字を書きながら、ルールを確認していくと、そのルールを覚えることができ、書き順を克服することができるでしょう。
部首は、その意味や成り立ちを知ることから始めましょう。
例えば、「池」「海」「波」などにつく、「さんずい」は、水に関係がある漢字についています。
漢字を覚えるのもそうですが、部首の意味から学ぶと、苦手意識は少なくなります。
漫画などの楽しそうな本から学ぶのも一つの手ですね。
英単語・漢字・語彙等の覚え方
英単語や漢字などで、なかなか覚えられずに困っている子は多いようです。
そこで、「覚える」ことについて、お話しましょう。
覚えるときに、ノートに写しながら覚えようとする人がいます。
なかなか単語を覚えられない人は、単語を見ながら書いて覚えようとする癖があります。
見ながら書いても、単に書き写しただけで頭には入ってきません。
他の科目でも同じことがいえますが、数秒でもいいので確実に覚えて、それを声に出すことで出力します。
こうした超短期記憶と記憶の出力を繰り返していると、記憶力が高まっていきます。
もう少し具体的にやり方を説明しましょう。
まず、いきなり写し始めるのはやめましょう。
何回か読んで、大まかに記憶してから、確認するために書きましょう。
そして、思い出せないところは赤ペンで書き加えましょう。
丁寧に書くのはこの1回だけです。
後は雑紙などに書き出せば十分です。
よく10回も20回も書き出す人がいますが、そんなに書かないでください。
その場で最大3回、復習で5回までで覚えるようにしましょう。
その場で一度覚えるのに4回以上かかったものは、必要な水準まで理解できていない可能性が高いです。
例えば、英単語でそれだけやってもスペルが分からない、意味が分からない単語は、次のいずれかが当てはまります。
① 正しい発音を覚えていない。
② 単語の日本語訳の意味が分かっていない。
③ ただ書き写しているだけ。
④ もっと基本的な単語を覚えていない。
他の暗記モノでも同じです。
全く理解できないことは記憶することも難しいのです。
英単語の覚え方については、次のようにやるとよいでしょう。
①単語と意味を読んで、意味と発音を覚えます。
発音は、CDなどで確認しましょう。
複数の意味がある時は、まずは1つの意味だけ覚え、完全に覚えた後で、他の意味や派生語・対義語を確認しましょう。
②そのまま見ないで紙に英単語だけを書き出します。
書けなかったなら、もう一度単語のスペルと意味と発音を確認して、再挑戦しましょう。
③新しいページに進む前に、見開きの単語のスペルと意味と発音を確認しましょう。
④とにかく、何度も自分でテストをしてみましょう。しつこく繰り返すことがポイントです。
1か月程度で中学英語全体を復習できますので、今日から早速やってみましょう!!