子どもが自ら「勉強したい」と言うようになる方法

 

自ら勉強したいと笑顔になっている子ども

物質的報酬ではなく内面的動機付けを重視

多くの親御さんは、子どもが自ら「勉強したい」と感じる方法を知りたいと思っています。

一般的に、子どもたちは、「何か良いことをしたら、報酬がもらえる」という考えに慣れています。

例えば、「テストで良い点を取ったら、新しいスマートフォンを買ってもらえる」「親が指定したページを勉強しないと小遣いがもらえない」といった約束です。

何か頑張ったり、よいことをしたりすると、ご褒美としてお金や物をもらえるという習慣は、物心つく頃からずっと続いている場合があります。

そして、その子にはそれが当たり前になってしまっているのです。

しかし、このような報酬ベースの動機付けは、長期的な学習への興味を育むには不十分です。

学びの本質は、物質的な報酬ではなく、個人の内面的な喜びや達成感に根ざしています。

そこで、子どもたちが「できないことをできるようにする」といった学びの過程自体に価値を見出し、「できなかったことが頑張ってできるようになった」という自らの努力と成果に対する満足感を感じられるように導くことが肝心です。

その上で、さらに周りから褒められたり、ご褒美をもらえたりすればうれしいものですが、それは最初に目指すべきことではありません。

ご褒美を最優先に求める価値観では、真の幸せは味わえません。

それは、いつも他者からの評価ばかりを当てにする行き方です。

いつも誰かに喜びを与えてもらうのを待つ生き方です。

でも、何事においても、他人には本当の評価はできないものです。

自分がどれだけがんばってできるようになったのか、それを知るのは自分だけです。

自分で納得して、喜ぶことこそ、真の幸せではないでしょうか。

努力はカッコイイと思わせる

子どもたちが努力を「カッコイイ」と感じるように刺激することも重要です。

友達からの尊敬を得ることは、子どもたちにとって大きな動機付けになります。

この目的のために、子ども向けの偉人の伝記漫画を読ませるのは良い方法です。

難しい本である必要はありません。

子供向けの漫画の伝記は読みやすく、おもしろく作ってあります。

そのため、読書に馴染みが薄い子でも、楽しく読めます。

これらの物語は、困難を乗り越えて成功を収めた人々の例を通して、「困難に立ち向かうことの重要性」と「努力の美徳」を子どもたちに伝えます。

子どもたちがこれらのストーリーを読むことで、「難しいことにチャレンジすることはカッコイイ」「ハッピーエンドを迎えるためには、必ず困難がつきものだ」といった「努力は価値あるもの」という認識を持ち、自然と学びに対する情熱を育てることができます。

「努力」=「カッコイイ」という思考回路にすることで、「良い学校に行くには、やっぱり努力しないとダメだな~」と、勉強への意欲を高めることもできます。

子どもが素直なうちは、変えることができます。

親としては、子どもたちが自己成長の喜びを感じ、努力の価値を理解することをサポートすることが重要です。

物質的な報酬に頼るのではなく、内面的な動機付けを促すことで、子どもたちは「勉強したい」という感覚を自然に育むでしょう。

このプロセスを通じて、子どもたちは学びの真の意義を理解し、その中で成長していくことが期待されます。

**SNSも随時更新中**FacebookTwitterInstagramLINE

こちらの記事も役に立ちます

よく読まれている記事