お子さんは、何か目標を作ると、
「頑張ったら何くれる?」が口癖ではありませんよね?
「塾長!俺さ~、今度テストで90点取ったら、
スマホ買ってもらえるんよ~!」
「〇点取ったら、先生何かちょうだい。」
あるいは、小遣いが欲しければ、
親が指定したページを仕上げないといけないようにしているとか・・・。
こういった家では、何か頑張ったり、よいことをしたりすると、
ご褒美としてお金や物をもらえるということになっているようです。
物心つく頃からずっとそうやって育てられたのかもしれません。
それで、その子にはそれが当たり前になってしまったのです。
私は、それは貧しい価値観だと思います。
ご褒美をもらうために、テストで点数を取りたい、
だから頑張る、という価値観でいいのでしょうか?
できないことができるようになりたいからがんばる、
という価値観で生きて欲しいと思います。
できないことができるようになったことや、
自分ががんばったことを素直に喜べる子であってほしいと思います。
その上、さらに周りから褒められたり、
ご褒美をもらえたりすればうれしいものですが、
それは最初に目指すべきことではないと思います。
ご褒美を最優先に求める価値観では、真の幸せは味わえません。
それは、いつも他者からの評価ばかりを当てにする行き方です。
いつも誰かに喜びを与えてもらうのを待つ生き方です。
でも、何事においても、他人には本当の評価はできないものです。
自分がどれだけがんばってできるようになったのか、
それを知るのは自分だけです。
自分で納得して、喜ぶことこそ、真の幸せではないでしょうか。