今週から、夏休みに実施する予定だった夏期講習会を前倒しして、
休校中に「特別講習会」を実施している。
オンラインでの受講がほとんどで、
一部は教室でコロナ対策をした上での参加だ。
帰宅する際に、自分の席を消毒して帰る風景は、
そのうち当たり前になるのかもしれない。
さて、講習会で頑張る子たちの様子を見ていて、
気づいたこと。
上位層の勉強の仕方。
① 指示されなくても、一度やったところの復習をする。
最近、急激に成績を上げてきた子がいる。
以前は見られなかった行動の一つが、「解き直し」である。
一度間違えた問題を解き直すのである。
この時期に何人かそういう行動が見られるようになった。
② 教科のバランスと目標の細分化
特に小学生に見られる。
初めに今日一日の学習計画を報告してもらうのだが、
1科目を集中的にやっている子は、
進められる量はさほど多くない。
(それなりに進めてはいるが。)
一方、3科目あるいは3種類以上のテキストを学習計画に入れた子は、
短時間で1つの単元を終わらせている。
学力の個人差があるから、できる量が違うのでは?と思うかもしれない。
だが、学力差がさほど変わらないのに、スピードが異なる場合も多い。
早く終わった分、本を読む余裕さえある。
時間は同じでも勉強量が異なるので、長い目で見ると、
いずれこれが大きな差となって表れるのである。
正しい勉強方法を身に付ければ効率よく勉強できるのだが、
それを身に付けるまでに個人差があると感じている。