私が、「子どもは褒めよう」とか、「勉強は楽しんでやろう」というと、
「そんなに甘やかしたら、うちの子は図に乗るだけです」と
反論する方もいるかもしれません。
私は、甘やかしたり、過保護が良いとは考えていません。
勉強で、上位を狙うということは、とても厳しいものですので、
どうせやるなら、楽しく、ワクワクしながらやった方が
いいと思っているだけです。
今の世の中は、
「気にしなくていいよ」
「無理しなくていいよ」
「我慢しなくていいよ」
という風潮があります。
でも私は、こんなぬるま湯につかったような考え方には反対です。
子どもたちが成長していくためには、
「気にする」
「無理する」
「我慢する」
習慣が必要だと考えています。
子どもたちに、どんな世の中になっても生き抜いていける、
力強さを身につけて欲しいと願っているのです。
子どもから大人になり、社会人として
多くの人に囲まれて生きていくには、
周囲の人を思いやり、時には徹夜で仕事をするなど、
無理もしなければならないでしょう。
世の中には理不尽なこともあり、他人との摩擦もありますし、
我慢も必要です。
強く生きる力の根本を、子どものうちから教えることは、
勉強ができるようになる以上に大切なことだと考えています。