応用問題攻略への道

 

勉強法

前回、応用問題を解くためには、基本が不可欠だとお話しました。

では、基本が分かっているだけで、応用問題がスラスラ解けるのかというと、そうではありません。

確かに、基本がわからない状態では、応用はできませんが、基本の使い方がわからない状態で応用できる子は、地頭の良い子に限られるでしょう。

普通の子が、応用問題を解けるようにするには、パターンをいくつか習得することです。

応用問題といっても、易しいものから難しいものまで、レベルは様々です。

おおまかに、基本問題、標準問題、応用問題と3段階あるとしましょう。

基本問題や標準問題をすっ飛ばしていきなり応用問題をやるのではなく、着実に基本、標準と解けるようになってから徐々に段階を上げていくべきです。

基本問題の正答率が60%なのに応用問題の正答率が50%以上という結果をたまに見かけますが、大抵の場合成績が下がっていきます。

逆に、基本問題の正答率が100%で応用問題がほとんど解けていなくても、そのほうが今後成績を伸ばしていく可能性が十分にあります。

難しい問題ができないと、どうしても焦ってしまいがちですが、そういうときこそ基本から着実に解いていくことを忘れないで欲しいです。

小崎 高寛

県立岡山朝日高校受験に特化した進学塾サンライズ塾長。岡山県岡山市出身。岡山市北区に2005年3月開塾。「算数・数学徹底塾」に変わり、最も得意な上位層対象、難関高受験に特化した「岡山朝日高校受験専門塾」に至る。1歳児から高3までを対象とし、自主自律をモットーに、難関大学受験を見据えた指導、幼児~高校を通じて生涯役立つ「考える力」「自学力」を伸ばす。以来、中3の大半が岡山朝日高校に合格だけでなく、大学進学でも東大・東工大・阪大・名古屋大・九州大・岡大医学部医学科・慶應大・早稲田大など超難関国立大・有名私立大の合格実績を残している。「自学力の育て方」(KADOKAWA)など3冊を共著出版。塾長・講師ともに全員岡山朝日高校出身。岡山中央小学校、岡山中央中学校出身。

関連記事