最近、やる気のない無気力な子が増えているといいます。
理由は様々ですが、無気力な子は、
「思ったこと=できる」という頭の回路ができていないため、
「私はこうしたい」ということを思うことすら
できなくなってしまっているのです。
子どもにとって、「こうしたい」というのは、
無理やり考えることではありません。
どちらかと言えば、感性の問題です。
感性が鈍ってしまった子は、
どんなに理論的に優れた勉強法をやらせてみたところで
良い結果は出ないのです。
「私はこうしたい」と感じる感性こそが大切なのです。
ですから、是非、親のみなさんにもご自身で試してください。
例えば、「あの映画が見たい」とか「評判の〇〇へ行ってみたい」など、
これまでにしたいと思ってはいたけれど、
実現できなかったことが沢山あると思います。
やってみたいことを20個書き出してください。
その紙をいつも持ち歩き、ちょっとした空き時間に読み返すのです。
そうすると不思議なことに、少し意識するだけで、
1~2週間もすれば実現できることが、いかに多いかわかります。
子どもの場合も同じです。
口に出したり、紙に書いた中で、できたことがいくつかあると、
おもしろがって、ドンドン積極的にアウトプットするようになります。
最初は小さなことでいいのです。
「早起きする」
「寝る前に明日の準備をする」
「挨拶は元気よく」でも構いません。
「思ったことは、できる」という自信をつけさせることが目的なのです。