2月に開催した保護者セミナーにて、参加者からの質問をいただきましたので、それにお答えしようと思います。
保護者セミナーでお話したテーマは以下の通りです。
- 思春期あるあるへの子育て対処法
- 自発的に学習するようになるたった一つの習慣とは?
- 幼児期からの英語教育と大学入試との関係とは?
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Q1. 英語の本も読ませた方がよいのか?
国語というか多読はかなりします。
学校で借りた本はほぼその日のうちに読んだり
休みの日もTVだけでなく読書もしています。
英語の本もその中に入れておくといいでしょうか?
小学生の保護者より
A. 易しい内容から始めればOK
まず、本は子ども自身に選択させることをお勧めします。
親が英語の本を薦めるのはもちろん構いませんが、お子さんに選ばせてあげて下さいね。
英語の本は幼児からでも読み始められます。
但し、いきなり長い文章だったり、難しい文章を読ませてはいけません。
英語嫌いになります。
英語学習をどこまでやっているかによりますが、全くやっていない場合は、2語文の絵本から始めるとよいでしょう。
そして、徐々に長い文の本にしていきます。
じっくりと1冊の本の内容がわかるまで、暗唱できるくらいまで読むと、英語が分かるようになっていきます。
英語がわかるようになると、ドンドン英語の本が読みたくなります。
Q2. 理社は授業を受けないと模試で理社を受験できないのか?
小学生の保護者より
A. 受講科目に関わらず、小4は国算、小5・6は国算理社
朝日高校受験準備コース(小4~小6対象)についてですね。
授業は2科目(国算)または4科目(国算理社)を選択できますが、2科目を選択した場合でも、4科目を選択した場合でも、模試は4科目受験となります。(小5~小6)
但し、小4は模試が2科目型のみなので、4科目を選択している方も、模試は2科目受験となります。
Q3. 自信をつけるための接し方が過剰になり過ぎないか?
こどもと接している時、バランスの把握に迷う事があります。
例えば、自信をつけさせることは、場合によっては過剰になり過ぎないでしょうか?
A. 褒めるのは過剰でもOK!ただししつけに関しては許容してはいけない。
自信をつけさせようとすると、甘やかしにならないか、甘やかし過ぎるとよくないのでは?ということかと思います。
中国の子育てはいわゆる「甘やかし」です。
一人っ子政策の影響で、一人の子に愛情を注いだ結果でしょう。
甘やかしは、それ自体は悪くありません。
(問題は、一人に期待をかけ過ぎて、プレッシャーに潰されることです)
寧ろ自尊心が育ち、子どものやる気を引き出します。
多少我がままでも自己中心的でも、愛情をたっぷり受けて育った子どもは自尊心が強くやる気があり、社会で揉まれていく中で成長していける資質を持っています。
「甘やかし」の負のイメージとして、何をしても許すというのがあるかもしれません。
それが例え悪いことだとしても・・・。
もちろん、しつけは必要です。悪いことは悪いと教えるべきですし、時には厳しく叱る必要もあるでしょう。
ですが、子どもの自尊心を傷つける言動が多くなると、自信は育ちません。
今は、過剰かな?と思う位でちょうど良いのではないでしょうか。